陰陽師おんみょうじ 付喪神つくもがみノ巻 No.69
収録作品 瓜仙人 鉄輪 這う鬼 迷神 ものや思ふと…… 打伏の巫女 血吸い女房
シリーズ第3弾。ときどき古文調で書かれると頭を抱える。苦手だ。でもおもしろいぞ!第3弾ともなると、過去の作品と絡んだ物語が 出てきて、しかも、前の物語で解決していなかったことになんとなく決着がついたりして、さらにおもしろい。平安時代ものなので、きち んと描写されていても、現代にないものを想像するのはちょっとムツカシイ。でも、そこがまた面白い。(01/08/27)
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夢枕 獏 昭和26(1951)年神奈川県小田原市生れ。 48年、東海大学日本文学科卒業。52年、「奇想天外」誌に「カエルの死」を書いてデビュー。圧倒的な人気を博する「陰陽師」「魔獣 狩り」「餓狼伝」の各シリーズをはじめ、山岳、冒険、ミステリー、幻想小説などの分野で広範な読者を魅了し続けている。
文春文庫 ゆ 2 5(文藝春秋) 文庫 2000年11月10日第1刷・2001年4月5日第6刷 476円 カバーイラスト 村上豊 カバーデザイン 藤浦亜希 解説 中沢新一 1997年11月文藝春秋より単行本刊行(bk1 amazon)
丑の刻、貴船神社に夜毎現れる白装束の女が鬼となって、自分を捨てた男を取り殺そうとする。そんな男の窮地を救うため、安倍晴明と 源博雅が目にしたものは!? 女の哀しい性を描いた「鉄輪」他、全七編。百鬼夜行の平安時代。魍魎たちに立ち向かう晴明と博雅の胸の すく活躍、魅惑の伝奇ロマンシリーズ第三弾。解説・中沢新一
平安の世界にぐいぐいと引き込まれそ
うな、会話だ。「ゆこう」「ゆこう」で、町へ出るというパターンも決まっていて、決まっているから入りやすい。
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2004/09/19更新