ジミー・ザ・キッド Jimmy the Kid No.721

ウエストレイクだからできた。という本でしょう。ドートマンダーものは1作しか読んでないので…。メイ以外に誰が登場していたか覚 えてないなぁ。どうも、ドートマンダーと、ニック・ベルベットがごっちゃになってしまって。どっちも作家が多作だし。ニックはこれほ どマヌケじゃないか。いやぁ。でも、別名義の自分の著作をこれほどうまく使うのも笑えます。なんで携帯電話が出てこなくて、自動車電 話に交換手がいるのかな〜と思ったら、1974年の作品でした。そういえば、昨日の『マギンティ夫人は死んだ』でも、通話記録っても のがないのか、交換手がでない自動電話だから通話相手がわからない。っていうくだりがあったなぁ。時代はそんなところが移り変わって んだよね。隣の家に電話を借りに行くとかさ。(04/02/11)

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Donald E.Westlake ドナルド・E・ウェストレイク  アメ リカ、ブルックリン生まれ。空軍に入隊後、1960年『やとわれた男』で作家デビュー。その後本名といくつかのペンネームを使い分け ながら、30年以上にも及び執筆活動を続け、多数の著書がある。1993年にはMWAのグランドマスターを受賞。妻であり作家である アビー・アダムズとともにニューヨーク州の田舎に住む。

角川文庫 ウ 11−3(角川書店)3820 文庫 昭和52年1月30日初版発行・昭和53年6月20日3版発行・平成11年5 月25日改版初版発行 720円 訳 小菅正夫 カバーイラスト 寺田順三 献辞 本書をヘンリー・モリソンに捧(ささ)ぐ。彼は本書を可能にしたばかりでなく、必要なものにした。 カバー 暁印刷 1974

“金輪際口をききたいとも思わなかった”相棒ケルプがまたしてもドートマンダーに“計画”を持ち込んだ。今回はずばり、誘拐。リチ ャード・スタークなる作家の小説を犯行のネタ本にしようというのだ。ケルプ曰く、この本の通りにすれば、子供も殺さず自分たちも捕ま らず、大金ががっぽり、つまり大成功という訳らしい。呆れた話に聞く耳を持たないドートマンダーだが、恋人メイや、マーチ、マーチの 母親は大乗り気。しぶしぶ腰を上げるはめになったのだが、実際には本の通りにいくはずもなく……。 不運な天才泥棒と小悪党たちが繰 り広げるスラプスティック・ミステリー、シリーズ第三弾!(裏表紙)

リチャード・スタークに『誘拐』って 本があるのかと思ったら、邦訳は出てないみたい。ってゆーか、あるのかなぁ。ドートマンダーって泥棒なだけじゃなかったのか。このシ リーズはなかなかタイトル(原題)もオモムキブカイ。ははは。パーカーシリーズに比べると、さらに?


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2004/12/31更新