クリスマスのフロスト FROST AT CHRISTMAS No.163

登場からフロスト警部が死にかけてる。書店には、シリーズ第2弾・第3弾が並んでたのに…。ジョージが二人いてちょっと混乱した。 1994年度ミステリーベスト10第一位というだけあっておもしろかった。これを買ってみるかどうか迷っているときに、背表紙の折り 返しの他の作品を見てみようと思ったら、ウィングフィールドではなく、ドン・ウィンズロウの「ストリート・キッズ」が載っていた。こ っちが読んでみたいと思ったが、その場になかったので、これはとりあえずあきらめた。ウィンズロウの「カリフォルニアの炎と命」がお もしろかったので、同じ傾向の作者だから紹介されているんだろうと思ったし。(なぜ違う作者?と思ったが、思えば、姓の50音順でウ ィングの次がウィンズなんだろう)2作目はパートナーが違うそうなので、その辺も楽しみだ。(02/01/06)

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R.D.Wingfield R・D・ウィングフィールド

創元推理文庫 M ウ 8 1(東京創元社)291 01 文庫 1994年9月30日初版・2001年8月3日28版 880円  訳 芹澤恵 カバーイラスト 村上かつみ カバーデザイン 矢島高光 1984

クライヴは内心腐っていた。刑事に昇進したのも束の間、栄光のロンドンから七十マイル以上離れたこんな田舎町に配属になるとは。だ が、悲嘆にくれている暇はない。じきにクリスマスだというのに、日曜学校からの帰途失踪した八歳の少女、銀行の正面玄関を深夜金 梃(かなてこ)でこじ開けようとする謎の人物など、市(まち )には大小様々な難問が持ちあがる。いや。最大の難問は、不撓不屈(ふとうふくつ)の仕 事中毒(ワーカホリック)にして、死体と女の話をこよなく愛する、上司のフロスト警部であったか もしれない……。続発する難事件をまえに下品きわまる名物警部が奮闘する、風変わりなデビュー作!

少女失踪を発端に、続発する難事件。不屈のワーカホリックにして下品きわまる迷警部の東奔西走を活写する、ユニークな新シリーズ。 (巻末の文庫案内)

ロンドンから70マイル。ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小様々な難問が持ちあがる。日曜学校からの帰途 、突然姿を消した八歳の少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けようとする謎の人物……。続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒(ワーカホリック)にして、下品きわまる名物警部のフロストが繰り広げる一大奮闘。抜群の構成力と不敵 な笑いのセンスが冴える、注目の第一弾!(裏表紙)

まさかまさか、出てくる難事件の全て が、##つながってくるとは。##よく考えられてます。大小さまざまでも。


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2004/09/23更新