死者を起こせ Debout les morts No.368

でも、なんでブナだったのだ?「木」ではなく「ブナ」だったわけは?別になんでもよかったのか?うーん。フランスではシリーズが続 いているようです。3人のキャラクターやボロ館の設定などおもしろいので、ぜひぜひ次も読んでみたい。(02/09/23)

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Fred Vargas フレッド・ヴァルガス

フランス・ミステリ批評家賞受賞作 創元推理文庫 M ウ 12 1(東京創元社)236 02 文庫 2002年6月14日初版  760円 訳 藤田真利子 カバー画・デザイン THE GARDEN:石川絢士 献辞 弟に 1995年Viviane Ham y

フランスから個性は探偵上陸! 仏ミステリ批評家賞受賞 ル・マン市ミステリ大賞受賞(帯)

パリのボロ館に住む三人の失業中の若き歴史学者たち。中世専門のマルク、先史時代専門のマティアス、第一次大戦専門のリュシアン。 隣家の住人は引退したオペラ歌手。彼女は庭に突然出現したブナの若木に怯えていた。誰かの脅迫ではないかと。夫はとりあわない。三人 の学者は頼まれて木の下を掘るが、何も出てはこなかった。そして彼女が失踪した。心配しない夫。リヨンからやって来た彼女の姪、彼女 と仲のよかったレストランの女主人、そして三人の学者とマルクの伯父で元刑事が謎に挑んだ。気鋭の女流によるミステリ批評家賞受賞の 傑作。(p1)

愛称マルコ、マタイ。ルカの、それぞれ専門の異なる若く個性的な歴史学者と元刑事が、ともに暮らすパリのボロ館。その隣家に住む引 退したオペラ歌手の婦人が怯えていた。ある朝突然、見知らぬ木が庭に植えられていたというのだ。ボロ館の四人がその木の下を掘るが、 何も出ない。そして婦人は失踪した。いったい何が起こったのか? 気鋭の女流が贈るミステリ批評家賞受賞の傑作。(裏表紙 )

謎が詩的。ある朝、突然、庭に木が植 えられている。誰が、何のために植えたのか。うーん。密室とか、アリバイとか、暗号とかより、しゃれてる。まぁ、暗号と言えば暗号な のか??表紙の、ボロとまでは外側からは言い切れない館に、3人の影。もいい。マルコにマタイにルカに、あと一人誰が守ってくれるん だっけ?ヨハネとか?


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2004/09/23更新