記憶の果て THE END OF MEMORY No.600

うーん。これがデビュー作か。この人こそ、先に6作くらい書いておいてからデビューしたんじゃないかとか思うな。とはいっても、後 発作品を読んでいるからそう感じるだけなんだけど。謎を探る物語だけれども、名探偵がクサされている場面もある。しかし、長かった… 。(03/07/25)

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浦賀 和宏

講談社ノベルス ウF−01(講談社) 新書 1998年2月5日第1刷 950円 ブックデザイン 熊谷直人 カバーデザイン  辰巳四郎 2001年8月講談社文庫刊行(bk1 amazon

小説の境界を破壊する第5回メフィスト賞受賞作 これぞ来世紀の超絶エンターテインメント!恐るべき十九歳の才気!(巻末の作品紹 介)

浦賀和宏と云う若い作家は、作法を創るべく模索している。その仕事は、新しい小説を求める者に、多くの示唆を与えてくれる筈である 。 紡(つむ)がれたテキストは、ミステリだとかSFだとかいう既存の枠組みに与(くみ)することを嫌っているかのようである。それでいて、多くのジャンルの新たな可能性を悉(ことごと)く内包してもいる。均等な距離感に基づく世界観を以て築かれた物語は、読む者の偏差を明確 に自覚させてくれるだろう。 本書は、先行作品に対する敬意ある挑発である。 ――京極夏彦(裏表紙)

記憶の果てってどういう意味だろう。 と思ったら、##記憶の始まるところ。ということらしい。##想像と逆だった。MEMORYに冠詞はい らないのだろうか。メモリー一般。みたいな。うーむむ。


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2004/09/23更新