魔女の花だより シクラメンと、見えない密室 No.786

収録作品  勿忘草わすれなぐさのプロローグ  傷とアネモネ  遠隔殺人とハシバミの葉  シクラメン と、見えない密室  クリスマス・ローズの返礼  オークの枝に、誰かいる  おとぎり草と、背後の闇  夾竹桃き ようちくとうの遺言  勿忘草わすれなぐさのエピローグ

10月から2月までがないのは、花の季節じゃないから?美奈と奈子で美奈子。連作短編集で、ちょっとずつ登場人物が重なっていたり する。おじぎ草をドア付近に置くっておもしろいアイデアだと思う。やってみよっかな。(04/07/16)

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柄刀 一  1959年北海道生まれ。鮎川哲也編集による公 募アンソロジー『本格推理』への参加を経て、1998年『3000年の密室』でデビュー。著作に『マスグレイヴ館の島』『奇蹟審問官 アーサー』『凍るタナトス』『十字架クロスワードの殺人』『OZの迷宮』などがある。

ジョイ・ノベルス(実業之日本社) 新書 2003年10月25日初版発行 838円 カバー・本文イラスト やまもとちかひと  カバーデザイン 人見祐之(P.D.Studio)

初出  「週刊小説」 傷とアネモネ(’01年4月27日号) 遠隔殺人とハシバミの葉(’01年11月9日号)   「J−novel」 シクラメンと、見えない密室(’02年7月号) クリスマス・ローズの返礼(’02年10月号) オーク の枝に、誰かいる(’03年2月号) おとぎり草と、背後の闇(’03年7月号)  書下ろし 夾竹桃の遺言

本格を踏まえ、本格を超えた! 扉をあけるとオジギソウが挨拶をしてくれる、花に彩られた喫茶店。美しくミステリアスな店主(ママ)とその娘が、悩める客が持ち込む謎を鮮やかに解き明かす。遠隔殺人、見えない密室、同時に4つ の場所に出現した男……驚くべき不可解な現象の数々。その不可能が可能になるカタルシス。そして最終章で明らかになる壮大な仕掛け。 塚刀一は、本格を踏まえ、本格を超えた――――!(裏表紙)

虚構と現実の間。って、なんでもそう だけど、美奈と奈子はどこかでひっそりと暮らしているのでしょうか。


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2004/09/05更新