QED 竹取伝説 No.596

こんなコ難しいこと口頭でしゃべるやつが大学教授のほかにいるとしたら教えて欲しい。というか、会話調で進行するのがまず、ムリな んじゃ?ちょうど、阿刀田さんの古事記に関する本を読んでたので、えぇ〜?オオクニヌシそんなことになっちゃうんすか?ってのはおも しろかった。事件のトリックはともかく、動機は…。もうちょっと隠して進められないもんかね。最後の2つの事件は確かに直接の動機は わからなかったけどね。順番に読んでいれば、ちゃんと崇史がしゃべりまくる世界に着いていけたかもしれない。ちょっとね 。(03/07/21)

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高田 崇史  昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。 『QED 百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー。

講談社ノベルス 新書 2003年1月10日第1刷 840円 ブックデザイン 熊谷博人 カバーデザイン 辰巳四郎 カバー絵  「竹取物語絵巻」(国立国会図書館蔵) カバー袖絵 小林古径(京都国立近代美術館蔵) 本文図版 4REAL

【QED】 quod erat demonstrandum 証明終わり なよ竹の世々に古りにけること、 をかしき節もなけれ ど、 かぐや姫のこの世の濁りにもけがれず、 はるかに思ひのぼれる契り高く、 神代のことなんめれば、 あさはかなる女、 目及ば ぬならむかし。(表紙)

あるは呉竹のうきふしを人に言ひ、 吉野川を引きて世の中を恨みきつるに、 今は富士の山も煙たたずなり(見返し)

書下ろし本格推理 かぐや姫の正体とは? 竹取物語に秘められた真実とは? 快調第六弾!(巻末の最新刊案内)

“鷹群山(たかむら)山の笹姫(ささひめ)様は……滑っ て転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられてた”。不吉な“手毬唄(てまりうた )”が残る、奥多摩は織部(おりべ)村。この村で、まるで唄をなぞったような殺人事件が 発生。崇(タタル)は、事件の本質を解き明かすべく、「竹取物語」の真実から「かぐや姫」の正体 までに迫る。まさに「QED」の真骨頂!(裏表紙)

事件の本質を解き明かすために?事件 の前から考察してなかったっけ?いいけど。##漢字変換したら、鷹群=たかむら=篁で、竹に通じるのか。こだ わるなぁ。##迷信かぁ。失うものがあると怖いのか、なくても怖いのか。よくわからん。


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2004/09/20更新