angelsエンジェルス−天使たちの長い夜 No.724

最初に同窓会をしているので、ここに出席している奴をとりあえず犯人から除外しようと考えて読み始めたのに、なんか、なぁ。それぞ れいろいろ怪しくて、何回もプロローグにもどったな。にしても、表紙の彫刻すごいなぁ。翼が3本。(3枚?)椅子に生えている。うん 。そんで、忘れていたけど、ここでは蒼は香澄なんだな。そういえば。(04/02/13)

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篠田 真由美  1953年、東京本郷生まれ。早稲田大学第 二文学部卒。専攻は東洋文化。 91年に『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となり、翌年、東京創元社より刊行。中井英 夫氏らの注目を集めた。建築探偵桜井京介のデビューは94年。以来、絢爛たる悪夢を内包する館たちのために京介、蒼、深春らは走り、 成長する。またさらに、『彼方より』『この貧しき地上に』(全3巻/以上いずれも小社刊)『龍の黙示録』『東日流妖異変』(祥伝社) などでも圧倒的な美学を披露。著書は他に『墮とされしもの』(徳間デュアル文庫)、『幻想建築術』(祥伝社)などがある。 近刊予定 に『唯一の神の御名』(祥伝社)。(裏表紙見返し) 読者あってのシリーズだとは百も承知だが、その骨格をどこまで崩すことが出来る か、毎回挑戦したくなるのが物書きの性(さが)というもの。今回は蒼が通う高校を舞台にした長編 だが、必ずしも蒼が主人公として特権的な位置を占めているわけではない。書き手が意図したのは一種の集団劇で、どのひとりも便宜的な 脇役でも殺され役でもない世界だった。 それが成功し、かつ読者を楽しませられる物語となっているかどうか、判断するのはあなたです 。ご感想をお待ちしています。 ――篠田真由美(見返し)

講談社ノベルス(講談社) 新書 2003年5月7日第1刷発行 840円 ブックデザイン 熊谷博人 カバーデザイン 岩郷重力  カバー 深井隆『逃れゆく思念―星に聴く―』

(あお)、高校3年生の夏。夜明けを待ちながら― 超人気、建築探偵シリーズ特別番外編! (帯)

建築探偵シリーズ番外編! 人気(ひとけ)のない校内に見知らぬ男の死体。閉じた世界で高校 生達が見たものは。

夏休み、人気(ひとけ)のない校内で発見された身元不明の刺殺死体。電気錠で門は閉ざされ、 残された高校生らは自分たちだけで犯人を名指そうとするが。殺人教唆のアジビラや家庭内の犯罪など、互いの暗部が事件に影を落とす中 、ひりひりする推理合戦が展開する。蒼(あお)こと薬師寺香澄(や くしじかずみ)が登場する建築探偵シリーズの番外編。(裏表紙)

蒼が蒼と呼ばれないので、シリーズ番 外編というよりは、まぁ、別物のように読んでる。他に誰も出ないし。そう言えば語り手であるところの結城君はシリーズ本編でまだ登場 してないんじゃなかったっけ。読んでないのに登場してるかもしれないけど。


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2005/01/25更新