センティメンタル・ブルー　Sentimental Blue　Ｎｏ．５２８

「Ｙの悲劇」はアンソロジーで読んだな。確か。話の筋は同じだけど、登場人物って蒼だったのかな。覚えてないや。続編が結構面白か った。(03/04/29)

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篠田　真由美　　１９５３年、東京本郷生まれ。早稲田大学第 二文学部卒、専攻は東洋文化。９１年に『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補作となり、翌年、東京創元社より刊行。中井英 夫氏らの注目を集めた。建築探偵桜井京介のデビューは９４年。以来、絢爛たる悪夢を内包する館たちのために京介、蒼、深春らは奔走す る。他の著作、『彼方より』『この貧しき地上に』（全３巻／以上いずれも小社刊）『龍の黙示録』（祥伝社）などでも圧倒的な美学を披 露。読者のあつい支持を受け続けている。（裏表紙見返し）　探偵役桜井京介と語り手の蒼。それがこのシリーズの、基本図式だった。と ころが生来のへそまがりで、出来上がった図式は壊してみたくなる。というわけで今回は蒼がひとり主役を張る。　しかし実のところそれ だけではない。ミステリという不自由な枠組みの中で健やかに成長していく『彼』を、少し違った角度から書いてみたくなったのだ。無論 あくまでも、ミステリとして。　私がミステリを愛するのは、それがなによりすてきな物語だからです。どうか楽しんでください。（見返 し）

蒼（あお）の四つの冒険　講談社ノベルス（講談社）　新書　２００１年６月５日第１刷　１， ０００円　ブックデザイン　熊谷博人　カバー写真　鈴木貴士　カバーデザイン　岩郷重力

書き下ろし　BLUE HEART, BLUE SKY　BEELZEBEB　ONE DAY OF THEIR HIGH SCHOOL LIFE　 SENTIMENTAL BLUE　　『Ｙの悲劇』（講談社文庫オリジナル・アンソロジー所収）　DYING MESSAGE《Y》

蒼（あお）による建築探偵番外編！　初めてガールフレンドを持った１１歳から２０歳まで。蒼 の心に残る事件たち。（巻末の最新刊案内）

蒼（あお）が１１歳から２０歳までに出合った四つの事件――初めてできたガールフレンドが抱 える絶対他人に言えない秘密とは。鬱屈した生徒たちと、三十年ぶりに明かされる母校の暗部。深夜のひとり芝居『鏡の国のアリス』が最 後の舞台となった女優にまつわる哀切きわまる二つの悲劇。多感で真摯な蒼の活躍が胸をあつく打つ！（裏表紙 ）

蒼の本名が薬師寺香澄というところを 知らないで入ったので、ん？？シリーズの番外編ってあるけど、一体誰が常連さんなんだ？とか思った。深春の誤解がおかしい。気付いた らどんな反応をするのだろう。

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2005/01/25更新