仮面の島 建築探偵桜井京介の事件簿 No.536

初めて読んだ時は、「蒼」を「そう」と読んだが、奇しくも?それは、神代教授の名前の読みと一緒でした。そんだけ。親子ってなんだ ろね。んでも、それを問いつつ事件は相変わらず、壮麗というか、とりあえず人を請うることが絡む。(03/05/11)

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篠田 真由美  1953年、東京本郷生まれ。早稲田大学第 二文学部卒。専攻は東洋文化。 91年に『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となり、翌年、東京創元社より刊行。中井英 夫氏らの注目を集めた。建築探偵桜井京介のデビューは94年。絢爛たる悪夢を内包する屋敷や城など、声なき館たちのために京介、蒼、 深春らは奔走する。著書は他に『彼方より』『この貧しき地上に』(全3巻/以上いずれも小社刊)『イシュタルの子』(廣済堂出版)な どがある。(裏表紙見返し) 著者のことば ヴェネツィアを舞台にして建築探偵の長編を、という久しい懸案がようやく叶いました。  光まばゆいサン・マルコ広場。ゴンドラが行き交う大運河。その背後に広がる迷宮のような街路。昼も人通り乏しい北のヌオヴォ河岸―― 主舞台となった島だけは架空の存在ですが、その他の場所はこの本を片手にして、お話の舞台巡りをすることも可能です。 本邦初公開の 篠田流トラベルミステリ、存分にご堪能下さいませ。(見返し)

講談社ノベルス(講談社) 新書 2000年4月5日第1刷 900円 ブックデザイン 熊谷博人 辰巳四郎 カバーデザイン 岩 郷重力 カバー写真 (C)フォト・オリジナル (C)Bob Krist/amana images

建築探偵桜井京介の事件簿 ヴェネツィアの島に隠棲する未亡人。悲劇はラグ―ナの香りにのって――。(巻末の最新刊案内)

ヴェネツィアの小島に隠棲する未亡人に不吉な気配が忍び寄る。かつて求愛を受けた亡夫の息子が企てる島の売却話、招待した女性ライ ターの失踪、未亡人に寄り添う女彫刻家にも暗い過去が。ラグーナをわたる不穏な風はふたつの殺人を呼んだ。京介(きょうすけ)、そして人生の重大な決断を前に悩む蒼(あお)が迷宮のごと き街を走る!(裏表紙)

推理というより、カンだけど、彫刻家 の昔の罪と描写されているのは、##どっちかってっと、監督の妻がやったことっぽいぞ。##ってのだけ びびびっときました。あとはわかんなかったよ。神代教授の隠し子登場?


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2005/01/25更新