翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿 No.471

ゴシックロマンホラーなテイスト。って、カタカナを並べてただけで、自分でもよくわかってないけど…。2歳の時受けたショックを9 5歳まで引きずるという設定が怖い。前作に比べて建築、建築して、「建築探偵」という名にふさわしい?内容だったのかも。建築物にこ められた意図を読み取るってとことか。でも、ラストが、え?これでシリーズ終わるの?という感じだったが、この後もシリーズは続いて いくらしい。(03/02/04)

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篠田 真由美  1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文 学部卒、専攻は東洋文化。1991年に『琥珀の城の殺人』が第2回鮎川哲也賞の最終候補作となり、作家デビュー(講談社文庫所収)。 1994年に建築探偵・桜井京介シリーズ第一作『未明の家』を発表。以来、傑作を連発し絶大な人気を博している。シリーズは他に『玄 い女神』『灰色の砦』『原罪の庭』『美貌の帳』『桜闇』『仮面の島』があり、2000年秋には最新作『月蝕の窓』を発売予定。番外編 として蒼を主人公にした『センティメンタル・ブルー』も発表している。

講談社文庫 し 54 6(講談社) 文庫 2001年7月15日第1刷発行・2002年6月14日第2刷発行 本体714円(税 別) カバーデザイン 岩郷重力 (C)HAJIME ISHIZEKI/amana images 「解説――にならないかもし れないけど許してね」 倉知淳 1995年11月講談社ノベルス(bk1 amazon)として刊行したものを一 部改筆

長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が今も住む別邸・碧水閣(へきすいかく)の取り壊しをめぐり意見が対立、骨肉の争いに発展したのだ。湖に沈んだ焼死体、血染めの遺書。沼 のほとりに佇(たたず)む異形の館に封印された、百年にわたる秘密とは。桜井京介が鮮やかな推理 で解き明かす!(裏表紙)

「蒼」って、素直に読んだら、「そう 」だよね。名前なら。いやぁ、やーっと、「あお」って読むのに慣れたよ。2冊目にして。今回は、建築探偵らしいというか、建築用語が バシバシでてくるんだけど、え?文学部だったんですか?京介。なんで?建築学部とかじゃないの?別にいいけど。


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2005/02/27更新