玄くろい女神 建築探偵桜井京介の事件簿 No.459
建築探偵・桜井京介シリーズ。人気だというので、楽しみにしていた。おもしろかったんだけど、あとがきに、シリーズの中でも異色に なるだろうというようなことが書いてあった。うーん。こういう感じが好きなんだけど、シリーズの他の作品はどうなのだ?でも、確かに 、「建築探偵」のわりに、あまり建築な記述がなく、そのあたりは物足りなかったが。(03/01/18)
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篠田 真由美 1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文 学部卒、専攻は東洋文化。1991年に『琥珀の城の殺人』が第2回鮎川哲也賞の最終候補作となり、作家デビュー(講談社文庫所収)。 1994年に建築探偵・桜井京介シリーズ第一作『未明の家』を発表。以来、傑作を連発し絶大な人気を博している。シリーズは他に『翡 翠の城』『灰色の砦』『原罪の庭』『美貌の帳』『桜闇』『仮面の島』がある。
講談社文庫 し 54 5(講談社) 文庫 2000年7月15日第1刷・2001年10月15日第3刷 695円 カバーデザイ ン 岩郷重力 (C)安部光雄/amana images 1995年1月講談社ノベルスとして刊行を一部改筆
旅先のインドで、橋場亜希人が不可解な「密室」死を遂げた。10年後、橋場の恋人だった狩野都は群馬山中に「恒河館」を建て、当時 の旅行仲間たち、そして桜井京介を招く。ミステリアスな「館」で展開される真相解明劇。そこへ、さらなる悲劇が……。過去と現在が複 雑に絡み合う謎を、京介はどう解き明かすか?(裏表紙)
今まで読んだ2作に比べると名前も覚
えやすいし、人も少ないし、建物もそんなにややこしくないので、すんなり世界に入っていけた。ただ、中世ヨーロッパ舞台物はゴージャ
スだったが、こちらは、舞台設定に夢がないとゆーか、うーん。他の人にでも書けるのでは?というところはあるが、おもしろかった。#
#都=ナンディだと思っていたので、え?じゃ、その焼いてる死体、誰?##とは思った。なるほど
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2005/01/25更新