バイバイ Bye-Bye
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鷺沢 萠 一九六八年東京生まれ。上智大学外国語学部除籍 。「川べりの道」で文学界新人賞を受賞しデビュー。「帰れぬ人びと」などで芥川賞候補、「ほんとうの夏」などで三島賞候補となる。著 書に『海の鳥・空の魚』(角川文庫)、『ハング・ルース』(河出書房新社)、『大統領のクリスマス・ツリー』(講談社)、『過ぐる川 、烟る橋』(新潮社)、『F−落第生−』(角川文庫)など。
角川文庫 さ 24−5(角川書店)11349 文庫 平成12年1月25日初版発行 400円(税別) カバー 石倉ヒロユキ カバー 旭印刷 解説 島村洋子 平成9年2月角川書店より刊行した単行本(bk1 amazon)を文庫化
はじめて会った日から一年、付きあいはじめてからは七、八か月が過ぎても、喧嘩らしい喧嘩は一度もなかった。勝利と朱実のあいだは とてもうまくいっていたはずだった。「結婚」ということばこそ、ふたりのあいだで口にのぼることはまだなかったが、どちらがいつ言い 出してもおかしくないような雰囲気だった。何の問題もない恋人同士のように見えたはずだ、と勝利は思う。たったひとつの問題は、勝利 に、朱実以外にもそういう付きあいをしている女性が、あとふたりいることだった……。 (解説/島村洋子)(裏表紙 )
ぐぐぐ。じいちゃんの言葉と、その解
釈。うーん。そういえば、信じるって、人間だけがすることなんだろうか。あー、イタいなぁ。もぅ。
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2004/09/06更新☆