氷舞 LE DERNIER PAS DE DEUX 新宿鮫Y No.263
立花の生き方も、江見里の生き方も哀しい。そーゆーの、つくんないようにがんばれ鮫島!ってか?うん、今回、読むの疲れました 。(02/05/16)
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大沢 在昌 「連中は街にとり憑(つ)かれているんだ。」――作中のこの鮫島(さめじま)の台詞(せりふ)は、大沢在昌の心の中にもある。 新宿駅南口甲州街道(こうし ゅうかいどう)路上にて(撮影 コイケ雅人)(裏表紙) 「著者のことば」 八年間で六作目の「新宿鮫」である。前作からまた 二年ものあいだがあいてしまった。 毎回書き始めるたびに、やれやれしんどい仕事だなと思い、書き終えたときには、さて今度はどうな るやらと不安に感じる。書いている時間は、あとから考えれば一瞬に過ぎている。 濃い話、を書いた。その実感は残っている。それが消 えぬうちに次作にとりかかる、というのは夢のまた夢、だろう。(見返し)
長編刑事小説 カッパノベルス(光文社) 新書 1997年10月15日初版1刷 848円 カバー・デザイン 亀海昌次 写真提 供 PICTOR/IMPERIAL PRESS カバー印刷 近代美術 本文のイラストレーション レオ澤鬼 「小説宝石」 1996年11月号、1997年1、3、5、7、9、10月号に連載した作品に加筆 2002年6月光文社文庫(bk1 amazon)
西新宿のホテルで元CIAの米人ブライドが殺され、新宿署刑事・鮫島(さめじま)の追う日系 コロンビア人・ハギモリが消えた。事件の鍵(かぎ)を握る平出組( ひらいでぐみ)の前岡(まえおか)に迫る鮫島。しかし、事件に関わるすべてが、なぜか迅 速強固(じんそくきょうこ)な公安警察の壁で閉ざされる。その背後には元公安秘密刑事・立 花(たちばな)の影が。捜査の過程で鮫島は、美しく、孤独な女・杉田江見里(すぎたえみり)と出逢う。その鮫島を幾重(いくえ)にも襲う絶体絶命の危 機!! 血と密謀にまみれた立花が守る、公安の奥深くに隠された秘密とは? ラストに絶望と至福が、鮫島を、江見里を、そして読者を 待ち受ける。二年ぶりの待望のシリーズ第6弾、新たなる興奮と感動のページが開かれる!(裏表紙見返し)
わたくし的にはこのシリーズについて
、トーンダウンしてしまいました。んーと、多分、事件がどっかニチジョーじゃないとこへ行っちゃったからでしょーね。警官殺しも、ヤ
クザも、覚せい剤密造も、殺し屋も別にニチジョーではないけれど、なんか、一歩間違うと踏み込んじゃいそうなとこにあるんだけど、政
治とか公安ってねぇ。こっちが踏み込もうとしても、踏み込みようがない世界。って感じ?だからかなぁ。ま、理屈なんていくらでもつく
んだけど、とにかく、そんなに身を入れて読めませんでした。でも、あくまで、「前作までに比較して」なんだけど。
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2005/03/21更新