一年分、冷えている A YEAR ON ICE

収録作品  一年分、冷えている  ビデオショップで  ちゃま  二杯目のジンフィズ  湾岸道路で釣ったモノ  共犯者  低 気圧去って  記念日  懐中時計  自画像  一年の反対側  家族  スープ  手袋  ふたりの晩に  マッチプレイ  香水   年期  老獣  ひとり  気つけ薬  終わりは始まり

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大沢 在昌  一九五六年、名古屋生まれ。慶応大学法学部中退。七九年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞後 デビュー。その後、八六年、『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞を、九一年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家 協会賞、九四年『新宿鮫 無間人形』で直木賞を受賞。現在はハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中。主な著書に『夏か らの長い旅』『ジャングルの儀式』『毒猿』『屍蘭』他多数。

角川文庫 お 13−6(角川書店)9441 文庫 平成6年7月25日初版・平成8年3月20日5版 417円 カバー画 亀海 昌次 解説 大多和伴彦 カバー 暁印刷 1991年9月PHP研究所より単行本(bk1 amazon)として刊行

I always drank vodka with my brother while we watched the sea from the cottage that we visited once a year. This year, to o, there should be a bottle waiting for us.(表紙)

……そのとき、彼は悟った。 そこにあるのはただひとつの真理、「人生には一杯の酒で語りつくせぬものなど何もない」という、古人 の諺ことわざだった。 彼はグラスを空にした。目的はただひとつだった。 二杯目を頼むことだ。 〈二杯目の ジンフィズより〉 それぞれの酒、それぞれの時間そして、それぞれの人生。街で、旅先で聞こえてくる大人の囁(ささや)きをリリカルに綴(つづ)った掌編小説集。(裏表紙 )

「自画像」気に入った。この短編集、 写真で見る大沢在昌のイメージによくあってるけど、久しぶりに読み返したりすると、他の作品とは雰囲気は似ているものの、ジャンルが 違うんだ〜。ということに気づきました。ほのぼの系?bk1、Amazonとも表紙画像なし。


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2005/03/20更新