毒猿 Du Yuan 新宿鮫U No.178
うん。盲腸をほっといてはイカン。新宿鮫対毒猿。なんだか、マングース対コブラみたいだ。今、屍蘭を読んでるけど、これもおもしろ い。だんだん、おもしろくなるので、先が楽しみ。それにしても、今、シリーズ何作目まで出ているのだろう?(02/02/02)
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大沢 在昌 ●吉川英治文学新人賞選評より(抜粋) 井上 ひさし氏「『新宿鮫』は、どこをとっても一級品である。」 尾崎秀樹氏「新宿という街を縦横に描いたハードボイルドの一収穫」 佐野 洋氏「新しい主人公の創造、警察機構に対する冷静な目、時にはユーモアもあり、作者の飛躍が読み取れた。」 野坂昭如氏「この水準を 維持し続ければ、分野を越えて、小説業界に風穴(かざあな)を開けること請け合い」 半村良氏「 見事に自分の型を作ったという感じである。(略)化けた、という意味でも受賞は嬉しい。」 ●日本推理作家協会賞選評より(抜粋) 北方謙三氏「『新宿鮫』は順当であっただろうと思う。選考時、すでに声価の高い作品であった。」 石川喬司氏「現代の息吹(いぶき)に溢(あふ)れた歯応(はごた)えのある警官もので、つくりものめいた隙間風(すきまかぜ)を感 じさせない表現力にうならされた。」 伴野朗氏「『新宿鮫』は、この筆者の最高作であることを認める。」 連城三紀彦氏「その、目と 上質のペンとで仕上げられたこれは人と街の見事な風景画、若さを残したまま大沢氏が巧(うま)く 若さを卒業していることが新鮮な驚きでした。」(日本推理作家協会賞授賞式で挨拶をする著者 撮影/島内英佑)(裏表紙) 「著者の ことば」 前作『新宿鮫(しんじゅくざめ)』は、望外の好評で迎えられた。小説を書いてきてよか った、としみじみ思った。鮫島(さめじま)は、あの日から、ひとりで歩きはじめた。 今、二作目 を出すにあたり、前作のときと何らかわらない期待と不安を感じている。この作品にとりかかるとき、何かひとつ、『新宿鮫』うわまわる ものを与えたい、と願った。与えられた、と思う。それでも不安は大きい。きっと、不安とは、作品に打ち込んだ著者の思いと比例してふ くれあがっていくものなのだろう。(見返し)
長編刑事小説 書下ろし カッパノベルズ(光文社) 新書 1991年8月31日初版1刷・1997年4月30日44刷 819円 カバー・デザイン 亀海昌次 カバー写真 中村庸夫 カバー印刷 近代美術 本文のカット レオ澤鬼 1998年8月光文社文庫 (bk1 amazon)刊行
新宿署の刑事・鮫島(さめじま)は、悪を憎み容赦しない。孤独に、誇り高く戦う彼を、犯罪者 たちは「新宿鮫(しんじゅくざめ)」と恐れる。歌舞伎町(かぶきち ょう)の女・奈美(なみ)。哀しみと孤独が溢(あふ )れる彼女の心に、光を与えた男がいた。謎の影を持つ男・楊(ヤン)だった。一方、鮫島 は一人の台湾人に出会う。「ただものじゃない」鮫島に直感させ、刺客の急襲を一瞬で撃退した男・郭(カ ク)。彼には標的が――最高の殺人技術と、強靭(きょうじん)な肉体を持つ台湾人の殺し 屋、いや人間凶器「毒猿(どくざる)」だ。疾走する毒猿に新宿が戦慄! 郭の目的は? 奈美の運 命は? 鮫島、絶体絶命の戦いに挑む! 圧倒的な興奮と感動が凝集!「吉川英治文学新人賞」「日本推理作家協会賞」受賞第一作、読書 界熱望の渾身(こんしん)書下ろし傑作!!(裏表紙見返し)
こびとは第1弾、『新宿鮫』が非常に気に入ったらしく、第1弾のみ文庫本で買い求め、第2弾からノベルスを集めてます。Ama
zonは表紙画像なし。
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2005/03/21更新