眠りの家 THE HOUSE OF WEIRDNESS No.98
収録作品 一瞬の街 ゆきどまりの女 人喰い 六本木怪談 夜を突っ走れ 眠りの家
短編集。「一瞬の街」には結構感動した。おもしろかったのは、「ゆきどまりの女」。「人喰い」、おもしろいけど、ちょっと教訓めい てるかも。「六本木怪談」より、「夜を突っ走れ」の方がコワい。「眠りの家」・・・ありそう。。。。(01/10/??)
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大沢 在昌 一九五六年、名古屋生まれ。慶応大学法学部中 退。七九年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞後デビュー。その後、八六年『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞を、九一 年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞。現在はハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中。主な著 書に『夏からの長い旅』『ジャングルの儀式』『毒猿』『屍蘭』他多数。
角川文庫 お13−5(角川書店)9132 文庫 平成5年10月10日初版・平成9年11月10日第11版 460円 カバー 亀海昌次 解説 縄田一男 カバー 暁印刷 1989年2月勁文社より単行本(bk1)、1990 年12月ケイブンシャ文庫(bk1 amazon)刊行
そこに平べったい建物があった。「家じゃないか」「普通の家じゃない」円筒型の、平家の高さの建物だった。巨大な土管を地面につき 刺し、その上に屋根をのせたような造りをしている。そして建物の向こうにはまた木立ちがあって、少し先でふっつりと切れていた。(表 紙)
――まるで避難所のようだ*ュな凶々しさを放つ、その建物の最初に感じた印象だった……。 学生時代からの友人潤木と吉沢は、外 房のひとけのない磯の先端に奇妙な建物を発見した。前面は絶壁の荒磯、背後は通行もままならない深い山が迫っている。見ようによって は軍の施設にも見えた。いったい誰が、何のために作ったものなのか? 興味を持った彼らは、後日釣人を装い調査を始めたが……!?( 眠りの家)表題作、名作「ゆきどまりの女」他、全6編を収録。短編ハードボイルド小説集の金字塔。(裏表紙 )
こんなかでは、表題作より、「一瞬の
街」の方が好きだな。んで、おもしろかったのは、やっぱり、「ゆきどまりの女」。だな。bk1、Amazonとも表紙画像なし
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2005/03/20更新