追跡者の血統 The Blood of Chasers No.290
主人公が「僕」。それだけでも、かなり異色。な感じがするけど、デビュー作のシリーズなので、もともとはこうだったんだろう 。(02/06/11)
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大沢 在昌 一九五六年、名古屋生まれ。慶応大学法学部中 退。七九年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞後デビュー。その後、八六年、『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞を、九 一年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、九四年『新宿鮫 無間人形』で直木賞を受賞。現在はハードボイルド、冒険 小説を中心に幅広い分野で活躍中。主な著書に『夏からの長い旅』『ジャングルの儀式』『毒猿』『屍蘭』他多数。 大沢オフィス公式H P http://www.osawa-office.co.jp
角川文庫 お 13−11(角川書店)10165 文庫 平成8年10月25日初版・平成13年7月10日17版 500円 カバ ー 亀海昌次 解説 吉野仁 1986年3月双葉社よりフタバノベルス(bk1 amazon)、1988年12月双葉 文庫(bk1 amazon)、92年10月ケイブン シャ文庫(bk1 amazon)として刊行
広尾の豪華マンションに住み、女と酒とギャンブルとスポーツでその限りない時間を費す六本木の帝王・沢辺が、突如姿を消した。失踪 人調査のプロで、長年の悪友佐久間公は、彼の妹からの依頼を受け調査を開始した。沢辺にはこの街から消える理由など何もないはずだ ……=@失踪の直前まで行動を伴にしていた公は、彼の不可解な行動に疑問を持ちつつプロのプライドをかけて解明を急ぐが……!? 大 沢文学の原点とも言うべき長編ハードボイルド、待望のシリーズ第三弾。(裏表紙)
佐久間公・サクマドロップ。頭の中の
、回路がこの二つを結び付けているので、追跡者は家出人を落ち着かせるのに、タバコではなく(未成年者が対象なので当然)ドロップを
出して言うのだ。「まぁ、とりあえず、一つとっときな。色は好きなのを選んで良いぜ。」…でも、この探偵は、「良いぜ。」でなく、「
いい。」で切りそうだ。
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2005/03/20更新