感傷の街角 The Sentimental City No.391
収録作品 感傷の街角 フィナーレの破片 晒さらされた夜(ブリーチド・ナイト) サンタクロー スが見えない 灰色の街 風が醒さめている 師走しわす、探偵も走る
『追跡者の血統』しかこのシリーズは読んでいない(と思う)ので、沢辺や妹の羊子、沢辺の外科医なんかは、ほうほう。という感じで 読んでた。悠子…。いたっけな。長編では頻繁に登場できなかったのか、そもそももう疎遠という設定だったのか。独特の癖というかなん というか、「だーーーーっうっとおしいっ!!!」という描写も読み進むにつれて気にならなくなるどころか、そうでなくっちゃ。くらい に思えてくるから不思議だ。(02/10/23)
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大沢 在昌 一九五六年、名古屋生まれ。慶応大学法学部中 退。七九年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞後デビュー。その後、八六年、『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞を、九 一年、『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、九四年、『新宿鮫 無間人形』で直木賞を受賞。現在はハードボイルド、 冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中。主な著書に『夏からの長い旅』『ジャングルの儀式』『毒猿』『屍蘭』他多数。
角川文庫 お 13−7(角川書店)9469 文庫 平成6年9月25日初版・平成10年3月10日12版 580円 カバー 亀 海昌次 解説 池上冬樹 カバー 暁印刷 1982年2月フタバノベルス(bk1)、1987 年11月双葉文庫(bk1 amazon)、1991年6月ケイブ ンシャ文庫(bk1 amazon)として刊行
僕がこの依頼を引き受けたのは二十六歳の不良青年の、十一年目の純情が気に入っただけなのかもしれない――。 早川法律事務所に所 属する失踪人調査のプロ・佐久間公が、ボトル一本の報酬で引き受けた仕事は、かつて横浜で遊んでいた元少女≠捜すことだった。手 掛かりは名前と年齢、期限は三日間。公は十一年の歳月を遡(さかのぼ)るべく車を飛ばした。だが 、当時を知る一番の証人は、公の隣の車で胸に穴を開け、すでに冷たくなっていた……。 物語を通して人間を、街を描く佐久間公シリー ズ、直木賞作家の原点がここにある。(裏表紙)
佐久間公シリーズの第2弾。センチメ
ンタルな短編集だ。ヨツワとかカチンコとか。うっわー、何時代?草創期とか、そーゆーの?ってな雰囲気。「フィナーレの破片」で、公
が失踪人を連れ戻しに行く街はどーやら名古屋市のよーだ。街の描写といい、道路事情、ホテルのことなどなど、そのままだ。初出がいつ
だか知らないけど、あまり変わっていない。出身地だから書きやすいのかな?bk1、Amazonとも表紙画像なし。
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2005/03/20更新