ダブル・トラップ No.152

解説を読んだら、長編第2作目にあたる作品だと紹介があった。へー。おもしろさがどうかと言われると、他にももっと面白い作品はあ るとおもうけど、最後が映画のようでかっこいいですね。うんうん。特に、自分が連日大掃除で、何十年も貯めてきたわけわかんない生活 の垢に埋もれてるときには、そう思える。昔はもっとシンプルに生きてたよなぁ。どっちがいいってもんでもないとは思うけど。それにシ ンプルに生きてた時代も部屋はくちゃくちゃだったな。そりゃ自分の記憶が正しければ間違いない。(01/12/28)

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大沢 在昌  一九五六年名古屋生。慶応大学法学部中退。「 感傷の街角」で第一回小説推理新人賞、「新宿鮫」で第一二回吉川英治文学新人賞、第四四回日本推理作家協会賞受賞。「新宿鮫無間人形 」で第一一〇回直木賞受賞。「毒猿」「屍蘭」。

集英社文庫 お 9 3(集英社) 文庫 1991年11月25日第1刷・1998年4月11日第17刷 514円 カバー 荒川 じんぺい 解説 宗肖之介 1981年3月太陽企画出版よりサンノベルス(bk1)、1984 年5月徳間文庫(bk1 amazon)として刊行

元政府機関の腕利き諜報員だった加賀哲は、裏切り者≠ニして組織を追われ、ある都市で高級レストラン・クラブの経営者に納まって いた。そんな加賀の許に奇妙なテープが送られてきた。「頼む、助けてくれ」その声は、ある事件で罠に落ち、共に組織を追われた同僚牧 野辰男であった。牧野の身に何が起きたのか? 牧野が住む四国宇和島に向かった加賀の胸に、捨てたはずの過去が甦ってくる……。(裏 表紙)

情報機関に所属していても、フツーの 生活をしているかのように見せかけて暮らしていくには、住民税を払ったり、なんだかんだの取り繕いが必要だと思うだけど、スパイの横 で事務員が、今月の給料の計算。なーんてしてるのを想像すると、ちょっとオカシイ。松宮貿易は会社としてなんとなく想像するためにで っちあげの決算書を作ってみたりとか、法人税を納めてみたりしたんでしょかね。ははは。bk1は表紙画像なし。


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2005/03/20更新