幻の祭典 No.472
今読んでも、ふーん。というところはあるが、単行本刊行はやっぱり、オリンピックの前後だったのだろうか?うーん。スペインなだけ に、「情熱の交錯」という感じ。二つのオリンピックも交錯する。(03/02/04)
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逢坂 剛 1943年、東京生まれ。中央大学法学部卒業後 、広告代理店に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール讀物推理小説新人賞受賞。87年、『カディスの赤い星』で第 96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞受賞。97年より執筆に専念。著書に『水中眼鏡(ゴーグル )の女』『燃える地の果てに』『デスデモーナの不貞』『禿鷹の夜』『無防備都市 禿鷹の夜U』『のすり(Kaiju注:原文は漢字。上に狂、下に鳥の1字にのすりとかながふってある)の巣』などがある。
文春文庫 お 13 5(文藝春秋) 文庫 2002年12月10日第1刷 819円 カバー 司修 解説 杉江松恋 1993年 5月単行本(bk1 amazon)、1996年5月文庫 (bk1 amazon)として新潮社より刊 行
ヒトラーなぞ糞くらえ! 1936年、ナチス賛美のベルリン・オリンピックに対抗し、水面下で進められていたバルセロナの人民オリ ンピック。内戦で中止された「幻の祭典」を現代の東京で掘り起こすうち、二人の男はスペイン現代史の秘部に迷い込んでいく。驚嘆のラ ストまで息もつかせぬサスペンス巨篇! 解説・杉江松恋(裏表紙)
表紙にデンと、サグラダ・ファミリア
らしき建物が鎮座しているが、やはり、ハイライト?の一つは、ここでの乱闘シーン。ラスト、##立花はまだ地
下室で生きてる。##と思ったが、そこまでは、ちょっと無理だったらしい。年齢を考えても。はー、しかし、歴史・思想・習慣の
背景なんか語りながら進むので、わかりやすく、イメージしやすくはあるけど、長いわ。長いけど、わりと、一気に読め
る。
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2005/03/20更新