砕かれた鍵 No.142

犯人の一人がわかって、「おぉ。これは、どーやら読んだことあったな。」と、やっと思い出した。再読。途中、病院で勘違いによる事 件が起きたときにも、「あれ?なんかこれ読んだことあるような気がする」と思ったが、でも、「ペガサス」の正体は忘れていた。大杉さん が調査事務所やってるし…。岡坂さんと似たようなギャグ?飛ばすし。マルクスやフロイトをSFという感覚には笑えました。確かに〜。 そういう一面はある。間違いなく。(01/12/01)

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逢坂 剛  一九四三年一一月一日東京生。中央大学法学部卒 。広告会社勤務のかたわら執筆。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞受賞。八七年「カディスの赤い星」で九六 回直木賞受賞。

集英社文庫 お 16 6(集英社) 文庫 1995年3月25日第1刷・1997年4月5日第4刷 676円 写真 飯塚康行  AD 安彦勝博 解説 香山二三郎 1992年6月集英社より刊行(bk1 amazon

警察官が関連する事件が続発した。麻薬密売を内偵中の特捜隊の警部補とその同僚の巡査部長が射殺され、麻薬吸引者の元警察官に婦人 警官が刺殺された。何か巨大な陰謀が警察内部で進んでいる模様である。警察庁特別検察官・倉木尚武が乗り出し、執念の捜査を開始する 。そしてペガサス≠ニいう名の謎の人物にゆき当たるが……。(裏表紙)

警察というか、公安もの。でも、「百 舌」が強烈だっただけに、津城の影が薄く、シリーズといっても、ピンと来にくい。倉木夫妻・大杉もちゃんと登場してるけど。bk1は 表紙画像なし。


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2005/03/20更新