水中眼鏡ゴーグルの女 No.303

収録作品  水中眼鏡ゴーグルの女  ペンテジレアの叫び  悪魔の耳

「水中眼鏡の女」。騙される楽しみが味わえた。「ペンテジレアの叫び」最後に叫んだのは誰なのか。「悪魔の耳」前2作の傾向からオ チはみえたけど、おもしろかった。それにしても、「水中〜」の小寺君は素直すぎるのでは?(02/06/21)

見た目?の奇妙さに騙されていると…(読書日誌301−310へのコメント)

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逢坂 剛  昭和18(1943)年、東京生まれ。本名・中 浩正。中央大学法学部卒。55年、『暗殺者グラナダに死す』でオール讀物推理小説新人賞受賞。62年、『カディスの赤い星』で第96 回直木賞受賞。主な著書に『百舌の叫ぶ夜』『斜影はるかな国』『燃える地の果てに』などがある。

文春文庫 お 13 1(文藝春秋) 文庫 1990年2月10日第1刷・1998年8月5日第3刷 457円 カバー 安彦勝博  解説 戸川安宣 昭和62年2月文藝春秋(bk1 amazon)、2003年2月集英社 文庫(bk1 amazon

初出 「オール讀物」 水中眼鏡の女(昭和61年8月号)  「別冊文藝春秋」 ペンテジレアの叫び(178号・昭 和61年12月)  「小説新潮」 悪魔の耳(臨時増刊1986SUMMERに加筆)

精神科医の前に現れた女は、真っ黒の水中眼鏡(ゴーグル)を取ることをかたくなに拒んだ。朝 起きたらまぶたがこわばり、目が開かなくなったという。治療が進むにつれ次第に浮かび上がってゆく恐怖の真実。自宅の火事で自分だけ 助かり夫が焼死したこととかかわりがあるらしいのだが……。心理サスペンスの傑作三篇を収録。解説・戸川安宣(裏表紙 )

三作続けて読むと、##3作目は、「あー、も、この刑事、この描写。コイツ、おかしくなってる。どーゆーわけか犯人だな。##という ところまでは、想像がついてしまう。3篇ともに精神科医が登場。bk1、Amazonとも表紙画像なし。


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2005/03/20更新