上と外 upside inside-out No.656

1〜6巻を文庫書下ろしで刊行したものの合本版。いやぁ。結構な冒険活劇で、待たされたらタマラン。という感じ。もっとウェットな 家族神話かと思ってました。ただし、恩田流の。ずいぶん、ちがったなぁ。いや、そうなのか?例えば、練の祖父の話などは 。(03/10/03)

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恩田 陸  1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜 子』でデビュー。主な作品に『球形の季節』『三月は深き紅の淵を』『光の帝国』『象と耳鳴り』『ネバーランド』『木曜組曲』『月の裏 側』『ドミノ』『ライオンハート』『黒と茶の幻想』『ロミオとロミオは永遠に』『ねじの回転』『蛇行する川のほとり』などがあ る。

幻冬舎 単行本 2003年2月27日第1刷 1,900円 装幀 鈴木成一デザイン室 装画 尾崎仁美 2000年8月から20 01年8月にわたって刊行された文庫書下ろし作品『上と外』全六巻 「素晴らしき休日」(bk1 amazon) 「緑の底」(bk1 amazon) 「神々と死者の迷 宮(上)」(bk1 amazon) 「神々と死者の迷 宮(下)」(bk1 amazon) 「楔が抜ける 時」(bk1 amazon) 「みんなの国」 (bk1 amazon)を合本

両親の離婚で、別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。中学生の楢崎練は小学生の妹、母とともに、考古学者の父がいる中央アメ リカのG国までやってきた。ジャングルと遺跡と軍事政権の国。そこで四人を待っていたのは<軍事クーデター>だった。離れ離れになる 親子、二度と会えないかもしれない兄と妹!密林の中の謎の遺跡と神秘の儀式。絶え間なく二人を襲う絶体絶命のピンチ。ノンストップの 面白さで息もつかせぬ1350枚、恩田陸の最長篇小説。(帯)

Amazonは表紙画像なし。それに しても、##大地震のあとに、大きな山が噴火するなんて##、まるで、どこかの国の未来を見ているよう です。はたして、その時。子供たちに読んでもらいたい1冊でしょう。ちょっと、ラスト近く教訓くさいけど。子供が読むには 。


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2005/02/06更新