不安な童話 No.481

なんか、最近、本、みんなよみかけになっちゃってるんだけど、全部、横へ置いて、これを一気に読んでしまった。まぁ、興が乗る時っ てそんなもんだ。推理なのかSFなのか、怪奇物なのか。ひとことでかたづけられる「ミステリー」ってなんて便利。説明のタイミングが うまい。「え?で、それはどうなったのさ。」という不安をこちらが抱えたままで、物語はぐんっと進む。すこし先で謎は解明される。一 番大きな謎はラスト近くで。(03/02/18)

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恩田 陸  1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大 学卒。’92(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。ホラー、SF、ミステリー など、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『球形の季節』『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ライオ ンハート』などがある。

新潮文庫 お 48 3(新潮社)7007 文庫 平成14年12月1日発行 514円 カバー装画 酒井駒子 解説 貴志祐介  平成6年12月祥伝社より刊行(bk1 amazon)、平成11年4月祥伝社 文庫(bk1 amazon収録)

私を 襲う、 記憶が 襲う―。(帯)

遠い昔、海辺で起きた惨劇。私を襲う他人の記憶は、果たして殺された彼女のものなのか。知らなければ良かった現実、新たな悲劇(巻 末の最新刊案内)

私は知っている、このハサミで刺し殺されるのだ――。強烈な既視感に襲われ、女流画家・高槻倫子の遺作展で意識を失った古橋万由子 。彼女はその息子から「25年前に殺された母の生まれ変わり」と告げられる。時に、溢れるように広がる他人の記憶。そして発見される 倫子の遺書、そこに隠されたメッセージとは……。犯人は誰なのか、その謎が明らかになる時、禁断の事実が浮かび上がる。(裏表紙 )

次々に現われる真相、そして、驚愕の ラスト。て、推理小説の紹介にしょっちゅう使われていそうな煽り文句を紹介にそのまま使いたくなる、ホラー。ホラー??で、万由子の ところへ生まれ変わってきたというのは、##万佐子への復讐なわけ?絵まで描きはじめそうなラストだけど 。##やっぱり、うまくやりなおすためなのか?どうなんだ???

おまけ


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2005/02/06更新