笑う怪獣 ミステリ劇場 No.589

収録作品  怪獣は孤島に笑う  怪獣は高原を転ぶ  聖夜の宇宙人  通りすがりの改造人間  怪獣は密室に踊る  書店、とき どき怪人  女子高生幽霊綺譚

この主人公たちのかっこ悪さ。きっちり解決する事件?残されるお題目のような解けない謎。西澤さんしか書かんでしょう。こういう話 。語尾に「っプ」をつける宇宙人は、『両性具有迷宮』に登場した宇宙人と同じ特徴だな。同じ星から来たの?(03/07/06)

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西澤 保彦  1960年高知県生まれ。米エカード大学創 作法専修卒。高知大学助手などを経て、執筆活動に。『聯殺(れんさつ)』が第1回鮎川哲也賞最終 候補作となる。1995年『解体諸因』でデビュー。本格ミステリの要素とSF的な設定を融合させた独自の作風は絶大な読者の支持を得 ている。著書に『七回死んだ男』『麦酒の家の冒険』『幻惑密室』『依存』など多数。

新潮社 単行本 2003年6月20日発行 1,300円 装画・挿絵 喜国雅彦 装幀 新潮社装幀室

初出  「小説新潮」 怪獣は孤島に笑う(平成10年6月) 怪獣は高原を転ぶ(平成10年11月号) 聖夜の宇宙人(平 成11年1月号) 通りすがりの改造人間(平成13年3月号) 書店、ときどき怪人(平成14年5月号) 女子高生幽霊綺譚(平成1 4年12月号)  『大密室』 怪獣は密室に踊る(平成14年2月)

本邦初 怪獣! 宇宙人! そして改造人間! 次々と出現する、人知を超えた 謎、謎、謎。 本格特撮ミステリ小説!(帯)

巨大怪獣とともに孤島に閉じ込められたアタル、正太郎、京介の悪友三人組と美女(?)三人。逃げる手立てもなく密室と化した孤島か ら、闇を切り裂く悲鳴を残し、ひとり、またひとりと消えていく……。地球侵略を企む凶悪宇宙人、殺人を繰り返す悪の組織の改造人間、 暗闇に響く巨大怪獣の雄叫び。一読驚愕、驚天動地の特撮+ミステリの合体小説。(帯)

表紙、間違ってます。ははは。# #美女の後の(?)がポイント?三人組が次々と謎の出来事に遭遇。とかって書くと最初の事件が、殺人事件じゃ ないのがわかっちゃうから##難しいな。爆笑。「怪獣は密室に踊る」と「女子高生幽霊綺譚」は良くできてます。うん 。


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2004/09/12更新