転・送・密・室 神麻嗣子の超能力事件簿 No.918

短編集。ところどころ、長編の作品に着いて言及されているが、だいたい独立して楽しめる。神麻さんの同僚やら上司やらでてきたりし て、その組織についてちょっとづつ明らかに。にしても、この最後の短編のラストは何を意味するのでしょう。謎の編集者?の正体は?? ?響子ちゃんとお母さんの正体?は…。と、なんとなく謎が深まります。その全体の構図の謎は謎として、事件がちゃんと、面白い解決を 見る。また、登場する能力もおもしろい。(05/02/16)

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西澤 保彦  1960年高知県生まれ。米エカード大学創作 法専修卒。高知大学助手などを経て、執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞最終候補作となる。本格ミステリを愛し、パズル的要 素を盛り込んだ作風で多くのファンを魅了している。著書は『解体諸因』『七回死んだ男』『麦酒の家の冒険』(以上、講談社文庫)や本 書ほかの「神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ」など多数。

講談社文庫 に 24 14(講談社) 文庫 2005年2月15日第1刷発行 本体714円(税別) カバー装画 水玉蛍之丞  カバーデザイン BAD BEANS 解説「保科匡緒的解説」 佳多山大地 2000年12月講談社ノベルス(bk1 amazon)より刊行された作品を文 庫化

超能力満載!論理的解決不可能?(帯表紙側)

好評! 短編集第2弾(帯背表紙側)

いま、ミステリ界でいちばん人気の美少女が活躍する神麻嗣子の超能力事件簿¢謔S弾。(巻末の最新刊案内)

分身、時間移動、未来予知――ミステリの掟破り≠ェ存在する事件にはたして『論理的解決』は有り得るのか?六つの超能力犯罪に挑 むのは、おなじみチョーモンイン(見習)神麻嗣子(かんおみつぎこ)、売れないミステリ作家・保 科匡緒(ほしなまさお)、美貌の能解(のけ)警部。いまミ ステリ界で人気最高のトリオの活躍をじっくりお楽しみ下さい。(裏表紙)

ラストの事件?は一体何を意味するの か。何が起こったのでしょう???響子##=寿美子ということは、ダブル匡緒の子供で病気の母さんってのは、 聡子?嗣子と響子が似てるってことは、意外と、現世の嗣子はどっちかの匡緒##ってのもありでしょうか。チョーモンインでの時 間軸がよくわからないので、なんとも。謎の編集者は敵か味方か!ってところですね。


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2005/02/20更新