仔羊たちの聖夜イヴ No.76
タックこと匠千暁シリーズ4作目。事件が起きる度に二転三転する解釈。がおもしろい。「人格転移の殺人」や「七回死んだ男」を読ん だときは、設定の突拍子もなさもおもしろかったけど、SF的要素が入らなくても、やっぱり解決?は突拍子もないなぁ。読んでると、「 うーん。なるほど。」と納得するんだけど、後で考えると、「???」と思うことが多い。逆に「人格…」などは、読んでるときは「?? ?」なことも、読み返して納得すると、その後は疑問に思わなかったな。設定が現実的じゃないせいもあるかもしれないけど。(01/09/15)
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西澤 保彦 一九六〇年高知県生まれ。米国エスカード大学 創作法専修卒業。高知大学助手、高校教諭を経て執筆活動に入り、九五年『解体諸因』で作家としてデビュー。著書に『彼女が死んだ夜』 『スコッチ・ゲーム』『依存』『夢幻巡礼』『謎亭論処(めいていろんど)』など多数。
角川文庫 に 9−2(角川書店)12095 文庫 平成13年8月25日初版 619円 カバーイラスト 影山徹 解説 光原百 合 1997年8月角川書店より刊行(bk1 amazon)
通称タックこと匠千暁(たくみちあき)、ボアン先輩こと辺見祐輔(へんみゆうすけ)、タカチこと高瀬千帆――。キャンパス三人組が初めて顔を突き合わせた一年前のクリスマスイヴ 。彼らはその日、女性の転落死を目の当たりにしてしまう。遺書、そして動機も見当たらずに自殺と結論づけられたこの事件の一年後、と あるきっかけから転落死した女性の身元をたどることになった彼らが知ったのは、五年前にも同じビルから不可解な転落死があったという こと。二つの事件には関連はあるのか? そして今また、新たな事件が……。二転三転する酩酊推理、本格ミステリシリーズの逸品!(裏 表紙)
読み終わって、見返すと、##すごいヒントが表紙に描かれてる…。##うーん。宝くじかぁ。一等があたってなかったら、あとは、そのうちち
ゃんとチェックしよう。と思いながらも、ほっとくと、期限が切れてる。ってゆータイプなので、(そんなタイフがあるとして)実は、今
まで何百万か無駄にしてたりして。…んなこたぁないだろーな。
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2004/09/11更新