頼子のために　Ｎｏ．２８８

暗い。そして、がんばって遠回りした割には、オチは見えてる。好みのタイプの話じゃない。「法月綸太郎」という記号みたいな名探偵 じゃなくて、もっと人間が人間を追い、追いつめていくような展開なら、それはそれでおもしろかったかも。電話ボックスとデニス・ポッ パーは気に入ったけど。このあと読み始めた本に、頼子さんがまたまた登場した。全然、明るい感じの人だけど。(02/06/10)

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法月　綸太郎

講談社文庫　の　７　４（講談社）　文庫　１９９３年５月１５日第１刷・１９９７年１１月２８日第１２刷　５４４円　カバーデザイ ン　辰巳四郎　拝啓　法月綸太郎様　池上冬樹　１９８９年３月（Ｋａｉｊｕ注：１９９０年６月の誤植？ ）講談社ノベルスとして刊行

「頼子が死んだ」。十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人を突き止めて相手 を刺殺、自らは死を選ぶ――という手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展 開が！　精緻構成が冴える野心作。（裏表紙）

吉岡先生に一票だよ。だから、長編の 法月綸太郎は好きになれない。＃＃生かしておいたほうが、よっぽど頼子のためだよ。この先、父親がそれを背負 って生きてくれるなら。＃＃もー、こいつの方を抹殺しろ！と思うぞ。でも、短篇の方は、まーまー、いー人ですね。なんでだ？ｂ ｋ１は表紙画像なし。

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2005/02/22更新