水に似た感情　Ｎｏ．１１２

ＮＨＫの朝の連続ドラマに中島らもさんが出演していたので、久しぶりにらも作品を探して読んでみた。うーん。おもしろいことはおも しろいんだけど、日記だ。小説と言うより。と思って読み終わると、あとがきに「この小説は基本的にノン・フィクション」とあった。そ うだったのか。(01/10/30)

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中島　らも　　一九五二年四月、兵庫県尼崎市生。大阪芸術大 学放送学科卒。「笑殺軍団リリパット・アーミー」主宰。九二年、「今夜、すべてのバーで」で吉川英治文学新人賞、九四年「ガダラの豚 」で日本推理作家協会賞受賞。著作多数。

集英社文庫　な　２３　１５（集英社）　文庫　２０００年５月２５日第１刷　４９５円　装画　宿輪貴子　装幀　日下潤一　１９９６ 年９月集英社より刊行

人気作家・モンクは友人のミュージシャンたちとテレビの取材でバリ島を訪れる。撮影はスタートするが、モンク自身の躁鬱と、スタッ フの不手際や不協和音に悩むが、呪術師を取材し超常現象を体験した後、モンクも落ち着き、スタッフもまとまる。帰国したモンクは親し い友人たちを誘い再びバリを訪れるのだが。リアルに迫りくる幻想体験を通じ、なぜか読むほどに心安らぐ小説。（裏表紙 ）

似た話を読んだ気がする。別に心安ら いだりしないけど、なんか、もう読んだ気がするのにちゃんと面白かった。変なの。

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2005/02/22更新