増加博士と目減卿 No.562

収録作品  開幕の道化芝居  「」の悲劇――「Y」がふえる  幕間の道化芝居その一  最高にして最良の密室  幕 間の道化芝居その二  雷鳴の轟く塔の秘密  閉幕の道化芝居

こびとが「何かうるさいの〜」と言ったこの話。確かに。登場人物がうるさい。これは…好き嫌いがわかれるかもしれない。この長さだ ったらいいけど、長篇には耐えられないかもしれない。増加はいいとして、目減?あぁ、目減ねぇ…。(03/06/14)

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二階堂 黎人  1959年東京生まれ。中央大学卒業後、9 0年に『吸血の家』が第1回鮎川哲也賞佳作入選(刊行は92年)。92年に『地獄の道化師』でデビューする。二階堂蘭子の活躍する怪 奇趣味あふれる探偵小説が人気を呼び、シリーズ代表作『人狼城の恐怖』全四巻(98年完結)は3000枚を超す超大作として話題とな った。ほかに『私が捜した少年』『宇宙神の不思議』など。

ミステリー・リーグ 原書房 単行本 2002年11月22日第1刷 1,600円 装幀 スタジオ・ギブ(川島進) 装画 成瀬 雅人

初出  『「Y」の悲劇』講談社文庫 「」の悲劇――「Y」がふえる(2000年7月15日)  『ミステリ マガジン』早川書房 最高にして最良の密室(2001年4月)  書き下ろし 雷鳴の轟く塔の秘密(2002年9月)

二階堂黎人 裏キャラNo.1?がついに 《ふえるシリーズ》 ビール・ジョッキを振り回す、丸い赤ら顔に山賊髭、黒いリボンにメ ガネを引っかけた名探偵フェル……ならぬ増加博士の大活躍! ポケットに 入りきらない ミステリー、 ここにあります。(帯)

厳重に施錠された核シェルターでは停電≠ニともに殺人が起き、 足跡のない砂浜では 目張りされた自動車の中で他殺体、そして誰 も入れない古城の尖塔で伝説をなぞるような殺人事件……「三つの棺」ならぬ 三つの不可能犯罪に 名探偵増加博士がビール片手に挑む !ライヴァル*レ減卿も初登場!(見返し)

なんだろう。これは。手塚治のスター システムみたいなもんだろうか。マンガなら分かるけど小説では難しくないか?あ、でも、「雷鳴の轟く塔の秘密」以外は、キャラクター の設定はそのままだから、スターシステムってわけでもない?よくわかんない。


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2005/02/22更新