名探偵 水乃サトルの大冒険 No.249

収録作品  ビールの家の冒険  ヘルマフロディトス  『本陣殺人事件』の殺人  空より来る怪物

うん、おもしろかった。「人狼城の恐怖」を書いてるくらいだから、ゴシックで、とっつきにくい。と、思ってたので、意外でした。こ びとは渋柿信介シリーズの方は気に入らなかったそーなんだけど、そっちもおもしろそうだ。でも、「人狼城の恐怖」にとりかかると長そ うだな。新宿鮫シリーズにも頓挫してるのにさ。(02/04/28)

大冒険?(読書日誌241−250へのコメント)

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二階堂 黎人  1959年7月19日東京都に生まれる。中 央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第1回鮎川哲也賞で『吸血の家』(講談社文庫所収 )が佳作入選、1992年『地獄の奇術師』(講談社文庫)を書き下ろし単行本として上梓し、推理界の注目を大いに集める。著書に『聖 アウスラ修道院の惨劇』『悪霊の館』全4部からなる大長編『人狼城の恐怖』短編集『ユリ迷宮』『バラ迷宮』『私が捜した少年』(すべ て講談社文庫)、氏の敬愛するJ・D・カーについての対談や随筆をも収録した作品集『名探偵の肖像』『悪魔のラビリンス』(ともに講 談社ノベルス)など多数。

講談社文庫 に 22 12(講談社)文庫 2002年2月15日第1刷発行 本体552円(税別) カバー装画・デザイン 川越 幸子 解説 末國善己 2000年2月徳間書店よりトクマ・ノベルス(bk1 amazon)刊行

初出 「IN★POCKET」 ビールの家の冒険(’97年10月号)  「週刊小説」 ヘルマフロディトス(’9 7年8月8・22号)  「ミステリマガジン」 『本陣殺人事件』の殺人(’97年9月号)  「EQ」 空より来る 怪物(’98年7月号)

旅行代理店勤務の二枚目変人探偵が行く先々で遭遇する怪事件の数々。本格推理小説集。(巻末の最新刊案内)

長身、美形の水乃サトルは旅行会社課長代理。だが、度を越した多趣味と奇行から社内では変人の烙印を押されている。部下の新人OL と共に出張した岡山の村で、横溝正史の名作を模した殺人事件に巻き込まれる「『本陣殺人事件』の殺人」他、ミステリー初心者からディ ープなファンまで楽しめる本格推理小説集。(裏表紙)

こびとは、『麦酒の家の冒険』→『名探偵 水乃サトルの大冒険』→『本陣殺人事件』と連鎖的に買ったら しい。面白い本が別の面白い本を呼ぶ。日誌を書いたとき頓挫していた新宿鮫シリーズは、無事目につく限りは読み終えたので、『人狼城 』シリーズ、いってみてもいーかも。文庫版の表紙カルそうでいい。単行本より好きだな。タイトルも単行本では紗杜瑠は漢字だけど、ノ ベルス・文庫はカナ。


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2005/02/23更新