R.P.G.ロール・プレーイング・ゲーム No.68

「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が登場する。両方とも読んだことないけど。家族とは?を問う重いテーマだった し、動機が哀しかった。事件は解決しても、問題はまるで解決していないところも。1/3を過ぎたところで、犯人は確信したけど、ほか のところで、いっぱい食わされた。おもしろかった。(01/08/27)

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宮部 みゆき  60年東京生れ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。 「龍は眠る」で日本推理作家協会賞、「火車」で山本周五郎賞、「蒲生邸事件」で日本SF大賞、「理由」で第120回直木賞受賞。

集英社文庫 み 27 2(集英社) 文庫 2001年8月25日第1刷 476円 KLEE Paul/Villa R 191 9/Huile/0.26×0.22m. Baie,Kunstmuseum LAUROS−GIRAUDON オリオンプレス A D 安彦勝博 解説 清水義範 書き下ろし

ネット上の擬似家族の「お父さん」が刺殺された。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。合同捜査の過程で、「模倣犯 」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会し、2つの事件の謎に迫る。家族の絆とは、癒しなのか? 呪縛なのか?舞台劇のよ うに、時間と空間を限定した長編現代ミステリー。宮部みゆきが初めて挑んだ文庫書き下ろし(裏表紙)

未だ、模倣犯は読んでいないので、武 上刑事のことはどうだかわからないが、石津刑事が「クロスファイア」で活躍したのは読んだ。特異な犯罪に関わった刑事のその後の物語 でもあるのだろうか。


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2005/01/30更新