のまさんのおススメミステリー

心とろかすような マサの事件簿 YOU'VE CHAINED ME WITH A FASCINATION No.5 0

収録作品  心とろかすような  てのひらの森の下で  白い騎士は歌う  マサ、留守番する  マサの弁明

マサの事件簿シリーズ第2弾。第1弾の「パーフェクトブルー」より軽めな感じ。短編集。最後の「マサの弁明」はちょっと怖いぞ 。(01/06/01)

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宮部 みゆき  1960年東京都江東区に生れる。都立墨田 川高校卒業後、法律事務所に勤務。1987年にオール讀物推理小説新人賞を受賞。著書に『魔術は囁く』『龍は眠る』『火車』時代小説 『本書深川ふしぎ草紙』などがある。

創元推理文庫 M み 1 2(東京創元社)411 02 文庫 2001年4月20日初版・2001年5月11日3版 620円  カバーイラスト ひらいたかこ カバーデザイン 東京創元社装幀室 装画 ひらいたかこ 装幀 東京創元社装幀室 解説 戸川安宣  1997

初出 『鮎川哲也と十三の謎’90』 心とろかすような(1990年12月)  「野生時代」 てのひらの森の下で (1989年8月号) 白い騎士は歌う(1990年5月号)  書下ろし マサ、留守番する  『鮎川哲也と十三の謎’9 1』 マサの弁明(1991年12月)

俺の名前はマサ。蓮見探偵事務所の用心犬だ。飼い主で所長の浩一郎氏、長女で短大卒業後、父親といっしょに女性調査員として働き始 めた加代子――通称加代ちゃん、末っ子で美術方面に進みたいと思っている高校生の糸子――糸ちゃん、それに前作『パーフェクト・ブル ー』事件で蓮見一家と親しくなった諸岡進也青年・・・・・・どんなことにも真っ向から立ち向かおうとする俺の大好きな人々の活躍ぶり を通して、人生の素晴らしさ、ほろ苦さをお伝えできれば、これにすぐる喜びはない、いやほんと。俺の名前はマサ。元警察犬のジャーマ ン・シェパードだ。(p1)

あの諸岡進也が、こともあろうに俺の糸ちゃんと朝帰りをやらかしたのだ! いつまでたっても帰らない二人が、あろうことかげっそり とした表情で、怪しげなホテルから出てきたのである!!――おなじみ用心犬マサの目を通して描く五つの事件。さりげなくも心温まるや りとりの中に人生のほろ苦さを滲ませ、読む者をたちどころに宮部ワールドへと誘っていく名人芸を、とくとご堪能あれ。(裏表紙 )

パーフェ クト・ブルー』のマサが短編集で帰ってきたわけなんだけど。人の言葉を話せない探偵なだけに、カラスと話したり、証拠を指摘する のに、ほえたり引っかいたりといろいろと勝手が違うところもあるようです。


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2005/01/30更新