スナーク狩り No.213

終わってみれば、一晩の出来事なのだ。まさに、夜が暮れ、朝が明けるまでの。長い夜。誰にとっても。それを一気に読ませるおもしろ さ。でした。(02/03/16)

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宮部 みゆき

長編サスペンス小説 光文社文庫 み 13−2 (光文社) 文庫 1997年6月20日初版1刷 619円 カバーデザイン パ ークデザイン カバーイラスト 方緒良 カバー印刷 図書印刷 解説 池上冬樹 1992年6月カッパ・ノベルス(光文社)刊

織口邦夫(おりぐちくにお)が勤める釣具店に、関沼慶子(せき ぬまけいこ)は鉛版を買いに来た。不審に思った織口は、彼女が銃を持っていることを知り、ある計画を思い付く。そのためには、 今晩じゅうに銃を盗まなければならない。が、その晩、彼女は元恋人・国分慎介(こくぶしんすけ )の結婚式に散弾銃を持って現れた。新郎新婦が雛壇(ひなだん)に戻る瞬間を狙(ねら)って…。スナークとは何か…!? 人間の真実を抉(えぐ )る傑作サスペンス!(裏表紙)

意外だったのは、織口が銃を欲しがっ た理由。まさか、##犯人達を殺すためではなく、逃がすふりをして試す##ためだったとは…。あまりに も、思い込んでいたので、修治が疑問に思ったときに、はっとした。bk1は表紙画像なし。


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2005/01/30更新