本所深川ふしぎ草紙 No.487
収録作品 片葉の芦 送り提灯 置いてけ堀 落葉なしの椎 馬鹿囃子 足洗い屋敷 消えずの行灯
聞いたことのある不思議(置いてけ堀とか)をからめた短篇集。 ほろ苦い結末が多い。 怪現象を扱っているが、一応現実の範囲内で、 親分が解決をつける。 でも、怪との距離が今よりだいぶ近くに描かれていると思う。 それが時代感みたいなものなのか?(02/03/25)
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宮部 みゆき 1960(昭和35)年、東京生れ。’87 年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。 ’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を 受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞した。 宮部みゆき公式ホームページ(大沢 オフィス「大極宮」)http://www.osawa-office.co.jp/
新潮文庫 み 22 5(新潮社)5537 文庫 平成7年9月1日発行・平成13年2月20日25刷 514円 カバー装画 藤 田新策 カバー印刷 錦明印刷 デザイン 新潮社装幀室 解説 池上冬樹 平成3年4月新人物往来社より刊行
近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが……。幼い頃お美津に受けた恩義を忘 れず、ほのかな思いを抱き続けた職人がことの真相を探る「片葉の芦」。お嬢さんの恋愛成就の願掛けに丑三つ参りを命ぜられた奉公人の 娘おりんの出会った怪異の顛末「送り提灯」など深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編。宮部ワールド時代小説篇。(裏表紙 )
「送り提灯」と「足洗い屋敷」に大野
屋が出てくるが、関係あるのかないのか。bk1は表紙画像なし。
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2005/01/30更新