すべての雲は銀の… Silver Lining No.311

「Every cloud has silver lining」「どんな不幸にもいい面がある」。そうだったのか。今まで解釈を 間違ってたかも。「物事見様。」みたいな意味だと思ってた。下から見たら、灰色だったり、薄黒かったりする雨雲も、上から見たら、陽 の光を受けてきらきら銀色に輝いてる。ってよーな意味だと思ってた。生きてるといろんなことを修正したり訂正したりし続ける 。(02/06/30)

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村山 由佳  東京都生まれ。立教大学文学部卒業。会社勤務 などを経て、’93年「天使の卵」で第6回小説すばる新人賞を受賞。著書に『海を抱く』『夜明けまで1マイル』『翼』『きみのために できること』『青のフェルマータ』『野生の風』『BAD KIDS』などがある。 公式HP www.yuka-murayama.com

講談社 単行本 2001年11月20日第1刷 1,800円 装幀 緒方修一 装画 長崎訓子

壊れた心にやさしく降り積もる物語 誰もが抱える 傷なのに、 痛くてたまらない――。(帯)

恋人の裏切りに心を引き裂かれ、 大学生活を捨て信州・菅平にやって来た僕。 もう人を愛せない。 心も、そして体も――。 終わ りのない痛みに閉ざされた 僕が出会ったのは、 信州の空のような明るさの奥に さまざまな傷を隠し持った人たちだった。 愛し合い 、傷つけ合い、 やがて赦し合う人々が 静かに、せつなく奏でる交響曲。 待望の長編小説。(帯裏側)

いや、こいつ。主人公の話し方。「〜 ス」。うん。やめよう。読むとヘンだ。自分で言ってる分にはな〜んとも思ってなかったけど。「思ってなかったんスけど」とか言ってた けど。いやいや。表紙の、傘をたたむ男。暗示的だよな。


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2004/09/06更新