月魚 fish on the moon No.917

収録作品  水底の魚  水に沈んだ私の村  名前のないもの

中編2編と短編1編。登場人物は大体一緒。わからん。世代とか親子の葛藤がテーマなのか友情と愛情がテーマなのか。まあ、どっちで もいいけど。でも、いるよね。真志喜の父親みたいな人。主人公二人が友情を壊さないようにしているのか、恋愛関係にあるのかもよくわ からず。なんでしょね。(05/02/16)

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三浦 しをん  一九七六年、東京生まれ。早稲田大学卒。就 職活動中に才能を見出され、二〇〇〇年、長篇小説『格闘する者に○』でデビュー。小説は他に『白蛇島』『秘密の花園』『ロマンス小説 の七日間』『私が語りはじめた彼は』、エッセイ集には『極め道』『妄想炸裂』『しをんのしおり』『人生激場』『夢のような幸福』など がある。Boiled Eggs Online(http://www.boiledeggs.com)にて「しをんのしおり」を連載中。

角川文庫 み 31−2(角川書店)13349 文庫 平成16年5月25日初版発行 本体514円(税別) カバーデザイン 松 岡史恵 カバー 泉文社 「月魚によせて」 あさのあつこ 平成13年5月角川書店から単行本(bk1 amazon)刊行したものに書き下ろ しを加えて文庫化

古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してき た――。 瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで 、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき……。透明な硝子の文 体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。


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2005/03/27更新