夢の樹が接げたなら No.331
収録作品 夢の樹が接げたなら 普通の子ども スパイス 無限のコイン 個人的な理想郷 代官 ズーク 夜明けの テロリスト
著者のことは良く知らずに(過去形じゃないけど)、イラストとタイトルに惹かれて買ってみた。おもしろかった。言語の話は好きなの で、表題作と「ズーク」は特に気に入った。「スパイス」「代官」も好きなタイプの話だ。「夜明けのテロリスト」もおもしろいんだけど 、ちょっと、半端。な感じ。長さも、奥行きも。また短編集を見つけたら読みたいけど、特にSF好きってわけじゃないので、「星界シリ ーズ」全3巻とかは、ちょっとなぁ。多分、おもしろいんだろうけど。(02/07/21)
私的ヒット(読書日誌331−340へのコメント)
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森岡 浩之 1962年兵庫県生まれ。京都府立大学文学部 卒。サラリーマン生活を経て1991年「夢の樹が接げたなら」で第17回ハヤカワ・SFコンテストに入選、同作品が、<SFマガジン >誌に掲載され、作家デビューを飾る。入選後は、同誌を中心にシリアスなSF短篇の発表を続け、1996年『星界の紋章』全3巻を、 早川書房より刊行。特異な銀河帝国を舞台にしたこの作品は、エンターテインメントの楽しさと、豊かなSF性をあわせ持つ、あたらしい かたちのスペースオペラとして高く評価され、第28回星雲賞を受賞、テレビ・アニメ化された。
ハヤカワ文庫 JA 690 モ 1 7(早川書房)4934 文庫 2002年3月10日印刷・2002年3月15日発行 68 0円 カバーイラスト 加藤龍勇 カバーデザイン ハヤカワ・デザイン 解説 森下一仁 1999年3月早川書房より単行本(bk1 amazon)として刊行
初出 「S−Fマガジン」 夢の樹が接げたなら(1992年3月号) 普通の子ども(1996年6月号) スパイス(19 93年6月号) 無限のコイン(1992年11月号) 個人的な理想郷(1994年10月号) 代官(1992年7月号) ズーク( 1995年3月号) 夜明けのテロリスト(1998年2月号)
星界シリーズの原点 大人気作家の、デビュー作をはじめとする、 『星界の紋章』『星界の戦記』創作の秘密に迫る8篇を収録(帯 )
独自の言語を設計する言語デザイナーの主人公は、奇妙な偶然から、これまでのものとはまったく構造の異なる言語に遭遇する。言語理 解と人間の認識能力、そしてその未来を描いて第17回ハヤカワ・SFコンテストに入選した表題作をはじめとして、緻密な世界観に裏づ けられた、名品8篇を収録。大反響をまきおこした、スペースオペラ《星界シリーズ》で、日本SFの新時代を切りひらく、森岡浩之のエ ッセンスを、ここに凝集!(裏表紙)
この表題作、デビュー作なんだ。すご
いなぁ。言語デザイナーと言う職業を思いつくところからすごい。うーん。未来は宇宙旅行とかより、こういう進化をしていそうだよ
。
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2004/12/05更新