機械どもの荒野メタルダム No.860

意外などんでん返し〜。ってほどではないですが、SFには期待しなかった部分で楽しむことができました。第1章がいきなり「スナー ク狩り」でびっくり。宮部みゆきの同名小説と同じくキャロルから取ったそうです。機械たちの命名のセンスがなかなかです。でも、機械 に人間だけを攻撃するってできるのかな。あまり他の動物が出てこない設定なのでよくわかりません。(04/12/05)

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森岡 浩之  1962年3月2日、兵庫県生まれ。京都府立 大学文学部卒。社会に出てすぐサラリーマンに向いていないことが判明し、その日暮らしとなる。以降、語るべき経歴も夢も生活を送るま まに朽ち果てるかに思えたが、92年、『夢の樹が接げたなら』で短編デビューし、96年、処女長編『星界の紋章』を上梓する。もうそ の日暮らしに戻りたくないので、他人はともかく、本人は今後の活躍を期待している(著者談)。

ソノラマ文庫 も 3 1 806(朝日ソノラマ) 文庫 1997年6月30日第1刷発行 本体530円+税 カバーイラスト  米村孝一郎 カバーデザイン 松倉真由美(バナナグローブスタジオ) イラスト 米村孝一郎

おれはハンター。荒野をさまよう機械どもを狩り、ジャンク屋に部品を売り払うのが仕事だ。 この日おれが捕まえた機械は、奇妙なこ とをしゃべりだした。機械のいうことなんか信用できない。だが、結局おれは、この生意気な機械が言うままに、荒野の向こうをめざすこ とになった。騒々しい仲間とともに。 舞台にも人物にも、おもしろさ充満の森岡《世界》へようこそ!(裏表紙 )

ソノラマなので、##冒険が終わって人類の救世主になって##めでたしめでたし。かと思ったら続きがあった。ちょっとびっくり。そ れにしても、久しぶりにソノラマ読んだなぁ。そーかーぁ。こういう世界だったかぁ。感慨。


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2004/12/05更新