四人の女 ...Follow, As the Night... No.515

巻末の戸川さんの「文庫データボックス」がおもしろかった。だけではない。うーんと、こうこうこういうふうだったら、斬新で面白か ったんではないだろうか。と、勝手に想像し始めて読んだので、素直じゃなかったかも。で、そのとおりに終わったし。うーん。フィアン セの人物造詣は意外といえば意外だったけど。でもそういうふうじゃないとラストが納得できないかもしれない。うーん。マギーとクレア はいっそ判りやすくて哀しいな。シャノンは、ふー。きっと近くにいたらいい人なんだけど疲れそうだよなぁ。若いうちは。という感じで 、ミステリを愉しむというより、邦題どおり四人の女それぞれを読む。という感じでした。…どんな感じだか…(03/04/12)

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Pat McGerr パット・マガー

創元推理文庫 M マ 5 3(東京創元社)164 03 文庫 1985年1月25日初版・1994年5月20日7版 560円  訳 吉野美恵子 カバーイラスト 朝倉めぐみ カバーデザイン 矢島高光 献辞 姉妹のヘレン、グレース、エリザベスに 絶え間の ない助言と批評と とりわけ称賛に感謝をこめて 1950

前妻、現夫人、フィアンセ、それに愛人――人気絶頂のコラムニストをとりまく四人の女性。彼はひそかに自宅のバルコニーの手摺に細 工した上で、四人をそろって招待し、ある晩、ディナー・パーティを開いた。彼には、その中の一人を殺さねばならない動機があったの だ……!その夜、ニューヨークはイースト・リヴァー近くの路上に落下したのは誰か? 『探偵を捜せ!』『被害者を捜せ!』と、一作ご とに趣向を凝らし、ミステリ・ファンを瞠目させた才媛が、またまた被害者捜しの新手に挑んだ傑作の本邦初紹介。(p1)

前妻、現夫人、フィアンセ、それに愛人――人気絶頂のコラムニストは四人の女性のうち一体誰を殺すつもりなのか? 傑作サスペンス 。(巻末の作品紹介)

前妻、現夫人、フィアンセ、それに愛人――人気絶頂のコラムニスト、ラリー・ロックをとりまく四人の女性。彼はひそかに自宅のバル コニーの手摺に細工すると、ある夜、四人を招いてディナー・パーティを開いた。彼には、その中の一人を殺さねばならない動機があった のだ……! 鮮やかな人物造詣、そして、ドラマティックな展開。『七人のおば』の作者が描く、極上のサスペンス。(裏表紙 )

意外な。というラストを迎えようとす ると、##実は狙われていたのは主人公、が、最後に死ぬのは、犯人。というパターン##なので、そのま んま、といえば、そのまんまだし……。ただ、四人の女を描いていくことで##ラストのラリーの自殺に正当性が 出る?クレアの件はクリアした##ともいえるので、理由にならないかもしれないけど……。##実はいつ までも、シャノンが忘れられなかった。##と、単純にしないところが、うまいよなぁ。深いというか。うーん。


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2005/01/09更新