目撃者を捜せ! Save the Witness No.516

アンディ君にいらいらするぞ。若いからしょうがないのか?にしても、ウォルター夫妻、おもしろすぎる。目撃者より、犯人の方が早く 導き出されるという趣向。機会、動機の両方で。主人公に肩入れできないのを読むのは辛い。もうちょっと素直でカワイイ奴ならいいんだ けど…。趣向としては面白かったと思う。(03/04/13)

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Pat McGerr パット・マガー

創元推理文庫 M マ 5 5(東京創元社)164 05 文庫 1988年11月18日初版・1999年6月18日4版 500 円 訳 延原泰子 カバーイラスト 朝倉めぐみ カバーデザイン 矢島高光 献辞 親愛なる友人にして犯罪の得がたき助言者、エドワ ード・マイケル・スミス医学博士に 1949

新聞記者のアンディは、社命でリオへ赴く途上にあった。貨物船による長旅、戯曲でも書いて過すつもりだったが、乗り合わせた人々は 皆それぞれ秘密を抱いているらしく、交わす言葉にも奇妙な緊張感が漲(みなぎ)っている。やがて 不安は現実のものとなった。乗客の一人が、殺害後、海へ突き落とされるという事件が突発したのだ。動機の点で犯人の正体は明瞭だった 。が、状況からして存在するはずの目撃者がいっこうに名乗りをあげない。新たな殺人の発生を恐れたアンディは、閉ざされた船上、密か に目撃者捜しを開始するが……。才媛の秀作、待望の初紹介。(p1)

リオへの航海中、船上で発生した殺人事件。状況から目撃者のいることは明らかだったが、名乗りでる者は一人もいない。一体なぜ!? (巻末の作品紹介)

ニーヨークを発(た)って、一路リオへ――。貨物船による船旅は快適なものとなるかに見えた が、出帆して二日めの夜、乗客の一人が殺され海へ突き落とされるという事件が突発する。状況からして存在したはずの目撃者が証言すれ ば結着はつくのだが、名乗りでる者は一人もいない。かくして閉ざされた船上、密かに目撃者捜しが展開することになった……! 才媛の 秀作、待望の初紹介。(裏表紙)

途中、アンディが##エイミーのことを、目のことさえなければ美しい##というようなことを言ったり、経歴のことなどから、もー、 これは、##弟を憎んだ姉の仕業。##じゃなくてなんなのさ。という感じである。そうくると、目撃者も 決まってくるし……。アンディには気の毒だが、現実ってイヤな奴がいいところをかっさらっていくもんである。てゆーか、読んでると、 アンディが一番、ヤな奴なので、そうともいえない。うーん。


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2005/01/09更新