人にはススメられない仕事 RUMBLE TUMBLE No.187

ハップとレナードのシリーズだったらしい。いやいや。シリーズものとは思わず、安心して買ったのに。言われてみれば、裏表紙の作品 紹介に「ハップとレナードの奮闘がまた始まる。」の「また」はそういう意味だったのか?訳者あとがきをみると、角川文庫からの既刊4 冊は「凍てついた七月」以外は全てこのシリーズらしいので、シリーズ第4弾ということらしい。それでも、レギュラーメンバーはいない らしいので、ボブが果たして、次回もレナードの家にすみ続けているのか微妙かも。それにしても、原題「Rumble Tumble」 にふさわしいどたばたぶり。そして、「凍てついた七月」のように、一つ問題を解決したからって、それが何?というようなラスト。ただ 、「凍てついた七月」ほど、ひたすら深刻にことがすすむわけではないので、気軽に読み進んでいける、という感じだった。おもしろかっ たので、第1弾を探そう。(02/01/31)

笑えるミステリ?(読書日誌181−190へのコメント)

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Joe R. Lansdale ジョー・R・ランズデール  サスペンス 、ホラー、ウエスタンを書き分ける多彩な才能の持ち主。これまでに長編・短編をあわせて十五を超える著作を発表し、英国幻想小説賞、 アメリカ・ミステリ賞、ブラム・ストーカー賞など数々の賞に輝いている。現在、妻、息子、娘、ジャーマン・シェパードとともに東テキ サスに在住。 Photo/Karen Lansdale

角川文庫 ラ 5−5(角川書店)12316 文庫 平成14年1月25日初版 686円 訳 鎌田三平 カバー 寺田克也 献辞 大いなる(ムーチョ)敬意とともに、本書をジミー・ヴァインズに捧げる 1998

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、夜毎クラブの用心棒をしつつ、親友レナードと恋人ブレットの好意に甘えて生きる毎日。だが安穏 な日々は続かない。気づけばハップは、売春宿で賑わう危険な町フーティ・フートへ繰り出す車に、レナードらと共に乗り込んでいた。す べてはブレットの娘、ティリーを売春宿から救うため。やたらと態度のでかい赤毛の小男や、バイク乗りのギャング団、冷徹な殺し屋ども を相手に、ハップとレナードの奮闘がまた始まる。 益々過激さを増すMWA受賞作家のライフワーク最新作!(裏表紙 )

前作で知り合ったブレットがまだちゃ んと登場する。そして、前作では狂犬病のリス!にかまれたハップだが、今度はレナードがアルマジロを手に入れる。東テキサスって、動 物王国?表紙、構図は全然変ってないのに、色使いが全然違うので、バラバラに見ていると、シリーズ物の表紙だと気づかないかもしれな い。おもしろい。


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2005/01/03更新