ムーチョ・モージョ MUCHO MOJO No.278

んーと、このシリーズのおかしさの1つは、まず、主人公が、「おれ」ってゆーとこ。「俺」とか「オレ」とか、「私」や「僕」じゃな い。うまいぞ!翻訳者!高くてもガマンしよう。邦訳は第2弾だけど、シリーズとしては、第3弾が第1弾として邦訳され、これは、第2 弾が第2弾として邦訳されているけど、邦訳第3弾はシリーズ第4弾。らしい。ややこしーな。というわけで、なんで冒頭でレナードが怪 我してんのかは、途中でさらさらっとハップが回想することでしかわかんない。読みたいぞー。原書は多分、ムリ・・・。だけ ど。(02/06/03)

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Joe R. Lansdale ジョー・R・ランズデール  サスペンス 、ホラー、ウエスタンを書き分ける多彩な才能の持ち主。これまでに長編・短編をあわせて十五を超える著作を発表し、英国幻想小説賞、 アメリカ・ミステリ賞、ブラム・ストーカー賞など数々の賞に輝いている。現在、妻、息子、娘、ジャーマン・シェパードとともに東テキ サスに在住。 Photo/Karen Lansdale

角川文庫 ラ 5−2(角川書店)10838 文庫 平成10年10月25日初版 840円 訳 鎌田三平 カバー 寺田克也 解 説 関口苑生 献辞 本書を愛と敬意と深甚なる敬虔をこめて、わが生涯でもっとも大事な、妻カレンに捧げる。 1994

地獄のような七月の暑さの中、ハップとレナードは、死去したばかりのレナードの叔父チェスターの家を掃除していた。しかし室内が片 づくにつれて、汚れた秘密が姿を現す。腐った床板の下で見つかったのは、ポルノ雑誌に包まれた子供の骸骨だった。警察に通報しようと するハップをレナードが止める。「誰かが叔父貴を殺人犯に仕立てようとしているんだ」――そして二人の独自の捜査が始まった。東テキ サスのやけどしそうな太陽の下、徐々に明らかになっていく醜悪な真実とは……。 ジャンルを超越した異才が放つ各方面絶賛の怪作!( 裏表紙)

邦訳第一弾で##すでに殺されている人物が登場したり、植物状態になっている人物が元気よく活躍するので、##訳順に読むと、 混乱するかもしれない。ただ、この話も、シリーズ第一話ではない。それでも、ハップとレナードの登場シーンは新鮮だ。まず、ハップは 、臨時のバラ園職員を(冒頭では)している。二人はJ.C.ペニーに買い物に行く。だからといって、若者でもない。そんな二人が事件 を探り始めて出てくる警官もなんだか一癖も二癖もある。話自体もおもしろいが、今までにない主要登場人物像がおもしろい 。


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2005/01/03更新