蛍坂ほたるざか No.896
収録作品 螢坂 猫に恩返し 雪待人 双貌 孤拳
久しぶりのバー『香菜里屋』のつまみは、食事制限中の身には辛い。まぁ、制限してなくてもそんなにうまいもん、喰ってるわけじゃな いけど。バー香月の登場も増えて、どうやら、少しづつシリーズは工藤のことを語りだしている。シリーズが続いて欲しいので、謎のバー テンは謎のままでいてほしい気もするが。過去の作品で工藤に謎解きをしてもらった客がそのまま客でいるので、うーん。こいつはどんな 謎を抱えていたんだっけ?と、思い出したり出せなかったりしながら読むのも楽しい。(05/01/26)
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北森 鴻
講談社 単行本 2004年9月21日第1刷発行 本体1,600円(税別) 装幀 藤田新策
初出 「IN☆POCKET」 螢坂(2003年7月号「螢坂幻景」改題) 猫に恩返し(2003年10月号) 雪待人 (2004年1月号) 双貌(2004年5月号) 孤拳(2004年7月号)
カウンターでゆるり、と時が流れる。≪香菜里屋≫に今日もまた、事件がひとつ。 わだかまっていた謎が、旨いビールと粋な肴で柔ら かくほぐされる。(帯)
常連はあいからわらず常連のようなの
に、一見さんがどんどん常連になってしまっている。店は毎晩大賑わいで謎を解く間もない。ってことにはないらしい。これも工藤の不思
議の一つ。
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2005/01/30更新