触身仏 蓮丈那智フィールドファイルU No.377

収録作品  秘供養  大黒闇  死満瓊  触身仏  御蔭講

いやー。明日には返さなきゃいけないんで急ぐ×2。まぁ、別に急がなくても、どんどん読まされちゃうんだけどさー。シリーズ物にな るとある程度決まってくることもあるとは思うんだけど、内藤からみた蓮丈那智の描写にパターンができたな。で、たまにそれを打ち破っ てみたりして。連丈+内藤、宇佐美陶子に会って以来、ちょこちょこ「バー香菜里屋」らしき店に行ってる。ここでは、連丈が探偵役?な んで、マスターが謎を解いたりはしないけど。あちこちで、各作品の世界がリンクしているらしい。全部読んでるファンはきっと楽しいん だろうな。(02/10/04)

考古学ミステリというジャンル。(読書日誌371−380へのコメント)

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北森 鴻  1961年山口県生。フリーランスのライターと して活躍する傍ら、’95年に『狂乱廿四考』で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。ディテールの冴えた圧倒的筆力で精力的に執筆活動を行い 、骨董の贋作の世界を扱った『狐罠』は高い評価を受けた。長編の他、各編が微妙に絡み合う短編連作も得意とし、’99年には短編連作 『花の下にて春死なむ』で推理作家協会賞を受賞。著書に『凶笑面』『狐闇』『孔雀狂想曲』などがある。

新潮エンターテインメント倶楽部SS(新潮社) 単行本 2002年8月30日発行 1,400円 カバー装画 勝国彰 本文扉装 画 佐藤正 装幀 新潮社装幀室

神とは何か? 三種の神器とは何か? 歴史とは何か? そして 日本民族の 根源とは何か? 最新の学問とミステリが高度に融合し た「民俗学ミステリ」待望の第二弾。(帯)

伝承に耳を傾けよ。怨念の声を侮るな。 封印された歴史は、常に開放の機会を待っている。 異端の民俗学者・連丈那智の元に「『特 殊な形状の神』」を調査して欲しい」との手紙が届いた。神とは「即身仏」のことらしい。類例のない情報に興味を示し、調査に出かけた 那智と助手の三國だが、村での調査を終えてのち、手紙の差出人は謎の失踪を遂げてしまう――(表題作)。 『凶笑面』に続く、本格民 俗学ミステリ第二弾。最新五編。(帯)

異端にして孤高の民俗学者・連丈那智の元に「『特殊な形状の神』」を調査して欲しい」との手紙が届いた。神とは「即身仏」のことら しい。類例のない情報に興味を示し、現地に赴いた那智と助手の三國だが、村での調査を終えたのち、手紙の差出人が謎の失踪を遂げてし まう――(表題作)。 日本人の根底にある原風景を掘り起こす「本格民俗学ミステリ」。待望の第二弾。 伝承に耳を傾けよ。怨念の声 を侮るな。封印された歴史は、常に開放の機会を待っている。(見返し)

うぅ。こわいよう。御蔭講。まじめに 働こっ。


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2005/01/03更新