ハイビスカスが散った She Is Like A Hibiscus No.437

探偵・沢田麻里シリーズ。今回の任務はなんと、身辺警護。そうか。探偵の仕事って、調査だけじゃないのか。そうなのか。ちょっと、 調査も推理も一応してます。がんばれ、マリー。(02/12/27)

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喜多嶋 隆  5月10日東京生まれ。おうし座のO型。明治 大学卒業。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に。著書『ポニーテールは、ふり向かない』 等多数。現在、湘南・葉山に居を構え執筆に励む。 撮影/宮司信吾

角川文庫 き 7−24(角川書店)12704 文庫 平成14年11月25日初版 533円 カバーデザイン 喜多嶋隆 写真  IPS 口絵写真 喜多嶋隆 カバー 泉文社

探偵・沢田麻里(マリー)のもとに若き上院議員リック・シンプソンの身辺警護の依頼が舞い込 んだ。依頼人は知的で美しい彼の第一秘書ジーン・フェレル。 プエルトリコ人との混血で、人種差別反対を主張するリックには脅迫が絶 えないという。三日後ハワイに到着したリックをマリーは出迎えるが、その後、狂信的な白人組織から彼への脅迫状が届く――! マリー はテロリストからリックとジーンを守れるのか? 夢を追い続けることの大切さを感じさせる大人の恋愛サスペンス。(裏表紙)

愛に命を賭けられますか? 探偵マリーが問う真実の恋。(帯)

あとがきで、著者が、「新しいシリー ズ第一作を書いた時のような気がした」と、書いているが、どーだろ。著者が何歳なのかは知らないが、30歳になったばかりのマリーを 描いていると、まだまだ日々是成長。だという気がする。ということだろうか。扱うテーマの割りにタッチが軽いので、さらりと通り過ぎ ようとするまでもなく、さらりと通り抜けてしまう。という印象だ。ミステリから、サスペンスになった。ということならわかるけど 。


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2005/01/02更新