しゃべくり探偵 ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 THE COMICAL ADVENTURE OF HOLMES & WATSON
No.623
全編会話調であったり、手紙であったり、電話であったり。でもって、関西弁。状況も地の文?でなく、登場人物の語りで進められる。 一歩間違うとうるさそうだが、探偵役がカタくないので、するするする〜。っと読んでしまえる。登場も、なーんの説明もなく、二人が久 しぶりに会って会話を始めてしまう。しゃべくり。(03/08/24)
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黒崎 緑 1958年兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒業 。89年「ワイングラスは殺意に満ちて」で第7回サントリーミステリー大賞読者賞受賞。著書に「聖なる死の塔」「闇の操人形」「死人 にグチなし」「柩の花嫁」「しゃべくり探偵の四季」等がある。
創元推理文庫 M く 1 1(東京創元社)418 01 文庫 1997年1月31日初版・2002年10月18日5版 640 円 カバーイラスト いしいひさいち カバーデザイン 小倉敏夫 解説 二上洋一 イラスト いしいひさいち デザイン 小倉敏夫 1991
守屋ゼミ御一行に名を連ねるべく破格のアルバイト《犬の散歩、日当弐萬円也》で旅費を稼いだ和戸君、晴れて機上の人となり、やって きました霧の都ロンドン。観光と現地での受講、実り豊かな外遊になるかと思いきや、高価な洋書の紛失で仲間割れ、お別れパーティで殺 人事件、等々トラブルつづき。在邦の友人保住君の推理に助けられ、ようよう帰朝したはいいが、「分身が現われた。ぼくはもうすぐ死ぬ んだ」と泣き出す後輩のおまけつき。ここに至って「友よ(モナミ)。行くべき場所は一つ」と場所 を指定した保住君、みなを集めてさてと言う。事の起こりから解き明かされる、聞いてびっくりの真相とは?(p1)
守屋教授のゼミ旅行、それが全ての始まりだった――?!ロンドン外遊にまつわる、@旅費調達に斡旋された払いのよすぎるアルバイト /A現地で購入した高価な洋書の紛失/B「愛人・安土良殺人事件」於お別れパーティ/C帰国後のドッペルゲンガー騒動……を、ボケ・ ホームズこと保住君&ツッコミ・ワトソンこと和戸君のしゃべくりで綴る正調安楽椅子探偵譚、はじまりはじまり〜♪(裏表紙 )
いしいさんのイラストがみょーに合っ
てる。でも、なんか、大学生らしくない…。先に『しゃべくり探偵の四季』を読みかけて、どうやらこれはシリーズ第2弾以降であるらし
いと気づいてこっちを買いに走った。けど、そういえば、どこへやったかな。4つの事件は別につながったりしないけど、ドッペルゲンガ
ー騒動は、そーやったんかぁ。と納得。うまいオチ。でも、「モナミ」ってゆーのは、鬚の探偵では?ホームズは鬚あったっけ?てゆーか
フランス語関係あったのかな。忘れたな。
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2005/01/02更新