魔女のソナタ ――伊集院大介の洞察 No.931

伊集院大介というのは、どこにでも、ひっそりと溶け込める人らしい。これ以降の刊行作品で、大介が樹の知り合いだからある場所で受 け入れられるという話があった(ような気がする)ので、あー、これをきっかけに。と、読み始めた。胡蝶の次は…。という気が無きにし も非ず。といっても、天狼星を読んだのずいぶん昔の話。大介も順調に年喰ってるみたいだし。年齢不詳なイメージながら年喰ってると感 じるのはなぜか不思議だけど。登場人物の中で、この殺害方法をとるのはこいつくらいだろう。という話でした。なので、方法がわかるま でがひとつの謎解きで、後はおまけかなぁ。ユラみたいな人が近くにいたらあらゆる意味で迷惑だろうなぁ。観賞用というほど美人ではな いという記述だし。まぁ、人は、他人に迷惑かけないようにだけ存在するものじゃないからしかたないんだろうけど。(05/03/02)

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栗本 薫

講談社 単行本 1995年10月14日第1刷発行 本体1,553円 装画 天野喜孝 装幀 安彦勝博 1997年10月講談社 ノベルス(bk1 amazon)、1998年11月講談 社文庫(bk1 amazon)刊 行

bk1、Amazonとも表紙画像な し。こびとはこれを古本屋で買ってきたらしい。作品紹介の帯とかは残っていないので、オンライン書店をご覧下さい。


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2005/04/03更新