螺旋らせん階段のアリス No.406

収録作品  螺旋階段のアリス  裏窓のアリス  中庭のアリス  地下室のアリス  最上階のアリス  子供部屋のアリス  ア リスのいない部屋

連作短篇集。せっかく連れて登場した猫の出番がもうちょっとあってもよかったような。アリスにちなんだ名前を付けたんだし。アリス ・イン・ワンダーランドと探偵の世界。謎を謎のままとする世界と謎を解く世界の対決?(02/11/12)

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加納 朋子  1966年、福岡県生まれ。文教大学女子短期 大学部卒業。92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞し、作家としてデビュー。95年には「ガラスの麒麟」(現在、同題の作品 集に収録)で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞する。その他の著作に『魔法飛行』『掌の中の小鳥』『い ちばん初めにあった海』『月曜日の水玉模様』『沙羅は和子の名を呼ぶ』がある。

文藝春秋 単行本 平成12年11月20日第1刷 1,524円 装画・イラスト 宮嶋康子 装丁 大久保明子 2003年12月 文春文庫(bk1 amazon)刊行

アリス 軽やかな エナメルの靴音が ミステリの 幕をあげる―― 脱サラ探偵仁木と美少女(人妻?) 安梨沙が事件を解決! 人 々の心模様を「不思議の国のアリス」のキャラクターに託して描く七つの物語(帯)

あー。エナメルの靴では走りにくかろ う。探偵助手として?連作短編集ということで、前の作品で軽く触れられていたことが、最終話への伏線だったりなんかして、おもしろい 。


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2005/06/05更新